前回書いたようにパリは洪水(セーヌ川も水位上昇)で、やっぱり地下アトリエは湿度が高くなっていて、大きな海水デッサンにたわみが出たりしていた(塩の結晶が水分を引きつけるので)。そのため幾つかのデッサンは地上階のテーブルに平らにしてピンとまた張るせるようにしたりしていたのだが、キャンバスのこの絵には異常は見られなかったはず。壁の湿度のは洪水のピークの後にやって来たのかもしれない。
布が濡れたままであることだけでもびっくりなのに、雫まで。昔書いたように涙を流すマリア様とか血を出すキリスト像にテクニック的には使えますので、興味のある方はお試しください(参考投稿)。
水路ができた今、この絵はそのうち干上がるのだろうか??? また何年後かにご報告します。
ところで先週の水木は気温が急に上がり、一年ぶりの「海水デッサン日和」となったのだが、まだ日本から戻ってウォーミングアップ不足。だが木曜日に私の目では奇跡としか思えない大きなデッサンが描けた、というか勝手に塩水と墨が作ってくれたようなものだが、、、これは「死海」ではなくて「パンジャブの塩山」によるもの。
死海の水デッサンに関する投稿
2014/5/24 湿度計になったデッサン
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