2013年11月1日金曜日

信頼できないフランスの郵便

去年の今頃は名古屋のLギャラリーの個展のため、毎日箸と爪楊枝の生活だったが(意味のわからない方はここをクリック)、今年は「アミアンの白夜」で私の公式行事は終わり、アトリエで「海水デッサン」を展示中だが、見たい人はごく少ないのでのんびりしたものだ。

しかし「海水デッサン」での大ショックがあった:ニースに近いカーニュから海水を送ってくれたJさんに10月6日に既に載せた右写真の「お椀デッサン」を送ったところ到着しなかった(郵便局のお詫びとくしゃくしゃになった封筒のみが届いたとのこと)。このデッサンは気温が低くなった故に写真のようにガラスに付く霜のような結晶ができ、珍しかったからショックが大きい(結局これは今年最後の海水の作品)。
Sさんが8月に浜辺から送ったという海水ボトルの小包も届かなかった。加えて一目見て中身に価値はないとわかる銀行からの手紙もなくなり、銀行から住所変更手数料を取られたのはブログに書かなかったかな? これは当然文句を言って払い戻しを受けましたが、最近かなり高い確率で郵便物がなくなる。
そのくせ郵便局はしきりに変な「近代化」をしていて、手紙・小包は発送人(つまり我々)が機械で処理することになり、郵便局員は手持ち無沙汰でだべっている。彼らに不明になった郵送物の消息を尋ねても、地方間は下請けが運送するので「ここに電話しなさい」と匙を預けるのみ。まったくどうしようもないサービス業。本当に日本の宅急便は「奇跡」です。

さてこんなバカな愚痴を言うのではなく、「塩の芸術」の総括をするつもりだったのだが「お椀喪失」で元気がでない。というわけでまたこんど。

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