2016年12月15日木曜日

私とマンデラ

J’ai participé au projet « Autoportraits - Robot » de Leandro Berra :  l’on fait son autoportrait à l’aide du logiciel utilisé par les services de police et du FBI. Vous verrez comment ça marche dans la courte vidéo (de 1’46’’) ci-dessous que j’ai filmée pendant qu’une participante reconstituer son visage. 
A mon cas, je suis très surpris que l'image de Nelson Mandela a apparu soudainement pendant cette expérience troublante. Par ailleurs j’ai découvert que j’étais conditionné par l’avis des autres selon lequel mes yeux sont aussi bridés que quasi invisibles.
Les travaux de Leandro Berra sont exposés actuellement à la Galerie Univer jusqu'au 14 janvier 2017 

11/20に紹介したレアンドロ君(Leandro Berra)の警察のモンタージュ手配写真制作用のソフトを使って「自画像」を作る企画に金曜参加させてもらった。
どんな風に作るかは他の参加者のご夫人を撮った次の短編ビデオ(1分46秒)をご参考に。


1時間以上かかると言われていたが私の場合はずっと早く済んだ。一つは日頃あまり自分の顔をよく眺めないので印象が大雑把で、大抵最初に「これ!」と選んだエレメントがベターと思えたから。モンタージュの顔は特に最初はのっぺらぼうというか肌がつるつるだから、急に若返って大学時代の学生証の写真を思い出させたり、はたまた知らぬ間にネルソン・マンデラが現れて来て、、、何故だ〜?

最後にしわを加えて「こんなもんかなあ、これなら犯人エイゾウも逮捕されることだろう」と終えたこの結果、どうでしょうか?



右はその直後にレアンドロ君が撮った写真だが、比べてびっくり、「私の目、意外に大きいではありませんか!」 というのも私、フランスではよく「エイゾウの目は細くて本当に見えているのか?」なんて言われておりまして、、、それが明らかに「目」を比較検討したときの選択基準になったと思うのです。つまり「他人の目」を気にする小心者の私らしい結果だったのかも。


注:日本人に評判の悪い長髪、切っていませんよ。選択肢にいかにも女性らしいヘアスタイルしかなかったし、耳という重要な構成要素も隠れてしまうので、髪は後ろで縛ってモンタージュに挑戦しました

レアンドロ・ベラが参加するグループ展 "Si photographes ..."はパリ12区の Galerie Univer にて1月14日まで 

2016年12月14日水曜日

頭がゴロゴロ 修正版

日曜の朝市でトニー・ブレアと の最後の別れを告げた(実は私は携帯をいつも持ち歩かない人間なのでわざわざ写真を撮りに戻った。その結果があのピンボケだからなァ〜)その後、食事の準備をしながらラジオ(いつもの仏文化放送)を付けたら私には面白みがあまり分からない高級(文学的?)お笑い番組をやっていて、日本では「あれかこれか決断のつかない状態をゴロゴロという」と言っている。服が選べないのもゴロゴロ、ハムレットもゴロゴロ、「なんのこっちゃ?」。私の聴き間違え?あるいはどういう勘違いかと思いつつ、小さなで産の額装を仕上げ、昼食を食べてグループ展の作品搬出に向かったのだが、さきほどサイト経由で再確認。やっぱり言っていておかしいよなーと昨日ブログを書いたら、ジャーナリストの飛幡祐規さんから、あの番組は「言葉の意味を想像して言葉遊びをする」のと私の大間違えを指摘して下さった。どうもありがとうございました。(つまりこの投稿は修正版です)追跡捜査も自分が聴いたのは1時あたりだからとポイントチェックしただけで大いに反省。後で日本文化の学者さんが本当の意味を言っていました。基本的には部分的にしか聴かなくてもフランス語が完璧な人には状況がわかったはず。二重に反省です。

とかなり自信がなくなってきましたが、こういう「謎」はよくあって、、、

去年か一昨年ぐらい前に「日本の性文化研究家」が風俗店では男性がペニスをウジの中に突っ込んで悦ぶというのを言っているのを聴い た。私は風俗の世界のことは全く分からないので専門家を前に何を言わんやだが、これはスカトロジー以上にずっと気持ち悪いし「ちょっとないと思うなぁ〜」 と色々想像した結果、セックス・トイの話もしていたし、これってひょっとしたら「蠕動運動」というのを完璧に誤解しているのではとの推測に至ったのだが? 放送ソース検索したけれど分からないのでまた私の大間違えかもしれませんが。

それから日本人が「ノー」と言えないのは聖徳太子の十七条憲法の「和を以て貴しとなす」に由来するというのもあった。でもここの「和」は、歴史上「豪族の争い」の平定のゆえでしょ?

コチラもソースがわからなかったからいい加減なこと限り無しですが、また分かった時にまた書き直せるように以上2件そのまま温存させてもらいます。 

実際一度マスコミが流してしまうと信じ込まれてしまう誤解があって、一番良い例は「日本人がマスクをするのは大気汚染のため」という70年代(?)の報道の誤りもおそらく今でも生きている。いくら私が否定しても個人の意見なぞ大新聞、研究所などの権威の前では風に吹かれる塵のごとし。

日本のことがこうだから相対的に見て、他のテーマでも放送で聴いて「へえー」なんてびっくりすることは疑ってかかったほうが良いと私は思っているのです。


写真は2014年3月29日のドローイング”21st Century Schizoid Man”で頭がゴロゴロした状態かと?
このキング・クリムゾンのデビュー曲を歌ったグレグ・レイク、数日前に亡くなったそうです


参考:フランス語の分かる方に

ゴロゴロのソースは次のリンクの放送5分34秒ぐらいからでした
https://www.franceculture.fr/emissions/des-papous-dans-la-tete/quand-les-papous-font-golo-golo

2016年12月12日月曜日

朝市のトニー・ブレア

昨日朝市に行ったら、トニー・ブレア(ウィキ)こと我が近所のジャンヌ・ダルク教会の日曜の朝市に来るパン屋さん(写真がピンぼけですが結構似てると思いませんか? かつフツウのフランス人に似ずブレア首相のようにいつもニコニコ)が、パンの大きな固まりをいつものように半分ではなく丸ごと買ってくれという。うちにはまだパンが残っていて買わなくてもよいぐらいなのだが、毎週の習慣というか、パン屋さんで小麦粉も微妙に違うから「食」のバラエティーの為に日曜はブレアのパンを買うことにしていたのだが、、、何と「今日が最後だ」と宣言され、ええっ! ここの朝市はそんなに儲かりそうもないから違う所へ行くのかと思ったら、去年のテロ以来収益激減、もうパン屋自体を廃業するそうだ。

気さくで良いお兄さんだったし、パンのクオリティーも高かっただけに私は大ショック。人に宣伝してあげてた割にはお客になった隣人はいなさそうだし、私の影響力のなさを嘆くばかり。
「どうするの?」という私の質問に、「今までもいろんな仕事してきたし、何とかなるよ」とやっぱりニコニコと快活、最後までブレアらしく振るまってくれた。

流石に最後ですから、「田舎パン丸々」はいらないもののクロワッサンと食パン大のブリオッシュまで買って私は「一日マリー・アントワネット」になったのでした。

閉店ショックはつい最近「アラブの店」でもあった。 「アラブの店」とは、コンビニのないフランスで夜中まで日曜も開いている「アルジェリア系のおじさんの経営の食品雑貨店」。勿論スーパーに比べて値段は高めだがアトリエ近くの一軒は双子のおじさん兄弟が話し好きで、一品二品の買い物の場合は小店舗保護の為にも努力して(?)利用していたのだが、しばらく留守をしていた間に看板がきれいになりチェーン店みたいな名前がついていると思ったらおじさんの姿は今やなく、若いのが口もきかずスマフォを叩いている。こりゃ駄目だー。こちらの方は、おじさん兄弟の引退ゆえ。

ともかく「朝市」にしても「アラブの店」にしても、黙々として品物を選んでレジでお金を払うというのではなく、たいしたことではなくても「交流・会話」があるのがいいところなのだが、それに何故もっと「付加価値」が見いだされないのか。。。

加えて先日スーパーのレジ、結構可愛い女の子がお客のおばさんに何か言われて、(日本なら自分の問題ではなくても「申し訳ございません」となるところだが)、何と "Je m'en fous"(「関係ねーよ」)というひどい対応をする所を目撃(当然おばさんは怒った)。

パリのスーパー恐るべし(勿論感じのいい人もいますが、、、)

「似てる」といえば11/20記載のレアンドロ君のモンタージュ写真プロジェクトに参加させてもらいました。こんなですが似てるでしょうか?。但しこれはまだ制作過程でのスナップ、最終結果はまた今度。


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マリー・アントワネットになった坂田英三 

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