2023年10月7日土曜日

なんだこの老耄日本人は?

とパリ警察庁で思われたに違いない。 
 
まずは自分の命より大事な(笑)10年カード(滞在許可書)なのに、うかつにも期限が近日中にきれてしまうことに気付いていなかった!(社会保険局に新しいカードを催促されるまで考えもしなかった:展覧会続きだったからな〜)
 
カード更新手続きは最近はネットですることになっているのだが、期限に近いと受け付けてくれず(最初は役所サイトの不備だろうとおもったのだが、、、)警察に出頭せねばならなくなかった。普通は数週間は待つのがキャンセルが出たのか奇跡的にすぐにアポがとれた。個展最終日で画廊に行くはずだったがそれどころではない。焦って警察に駆けつけ、現在のカードのコピーを提出したら、不覚にもその裏面に違うものが印刷されていた!(私はエコ=ケチ精神でいつも通り両面使っていた) 
 
「しょうがないな〜」と言う感じで受付の黒人の兄さんが事務所に入ってコピーしてくれたが、続く手続きの窓口で持参の家のプリンターで印刷したポートレート写真を出したら担当となった優しそうなインド系のマダムは「なんかペラペラじゃない」と言いつつもそのまま写真を用紙に張り出した。警察の対応は窓口の人で全然変わる。つまり彼女に当たってラッキーと喜んでいたのだが、それをチラッと見た隣の窓口の「いわゆる」フランス人ぽい男性が「公式文書を軽くみちゃあかん。こんなのはだめだ!」といちゃもんをつけ、私は警察内の写真撮影ボックスに急ぎ、マダムももう一度ペーパーを一から作り直し。指紋のデジタル化もちっともうまく行かずに何度もやり直し。
 
かくの如く大いに老耄ぶりを発揮したがなんとか正式のカードができるまでの「仮更新カード」を発行してもらえ、胸をなぜ下ろした! なんたって来月日本に帰るフライトももう購入済みで気が気じゃなかったのだ。
 
個展最終日夕方のクロージングの乾杯(?)にも十分間に合い、万事一件落着!
 
今回の個展、オープニングには日本からの突然のお客様を含め大勢の人に来てもらえ盛況、途中でテレラマ(雑誌)の記者がイベント欄に数行だけど紹介を書いてくれて知らない入場者も増え、最後には大きいデッサンを友人が買ってくれて、ハッピーに個展を閉幕できた。
 
みなさま応援ありがとうございました。
 

 
下は同じアトリエビルに住むアーティストのカリム君の撮ってくれたオープニングの写真です
 

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