現在パリの7区で二人展開催中:今月末まで
その前5月の1日から 1週間ブルターニュ地方の町でグループ展に出張していたがその話は後で(というのも今SNSで写真を出すとまだブルターニュにいるのだ、展覧会はブルターニュだと勘違いする人が続出するので)
この二人展はオルセー美術館の近くという、いつもの私の展覧会とは違ってまさにパリの中心で、かつ画廊も商売の「やり手」なので、ここで売れななかったら年金申請するしかないかと観念している:もう年金もらえる年齢なのだがまだしていなかった1番の理由は役所の記録に落ち度があり、やっと最近それが直った。そして私のように年金をもらっても仕事をし続ける人間はその年々の収入に見合った年金積み立てを払い続けねばならないが、年金額は申請時の計算で決まるので、その後収入が多くなって払込み額が多くなってもまったく支給額は増えない:つまり「もっと売れるようになるから少し待つか」なんていう楽観的展望を持っていたのだ。
それがですねー、大作がオープニングに売れてほっとしている私にやり手の画廊主は開催3日目にして「5000€の絵を売る方が1000€のデッサン売るよりよっぽど簡単、紙の作品は売れんから損するばかりでもうこれが最後だ」と私の楽観を見事に打ち砕くこと言い出して、、、その後に「あんたのドローイングは目の肥えた人しかわからんからな〜」と続けたが、これって褒められたのか褒められてないのか???二人展のもう一人は日本贔屓のフランス人のマークさんで、和紙にキメの細かいデッサンを展示。私の作品の方が圧倒してしまうので悪いな〜と思っていたのだが、ふらっと入ってくるお客さんのお目当ては彼のでして、、、もう自重するしかないです。
これが華やかな私の展覧会の舞台裏なのかとしみじみと作品を鑑賞しに来ていただけるとありがたいです。 画廊主の認めるように(?)作品はいいですからパリにお知り合いがいたら是非宣伝してください。まだ将来完全に諦観したわけではありませんので:このままじゃ先月末に割れてしまった奥歯も抜けっぱなしになってしまうし、、、
所帯じみた展覧会裏話でした。
では強気の結論:今パリで展覧会見るならポンピドーのジェルマン・リシエの大回顧展(これもまた後日書きます)と私の小展です 。私のみならずポンピドーも将来あやしくて(笑)、工事で5年間も閉館するのですよ。
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