今年の私のバカンス。去年とちょっとコースは似ていて、最初が仏北西に突き出たブルターニュ半島の北岸で6日間。天気は変わりやすく、やっぱり海水浴には水は冷たい。一度目は足を入れただけで退散したが、2度目は意を決して足の立たないところまで直進、少しは泳いだ。勿論知り合いの「田舎の家」に厄介になったのだが、家があるとそれなりに「休み中の社交」があり、その間を縫ってハイキングや教会巡りとなかなか忙しかった。
そしてパリに一日戻って勝手知ったる?南仏アルデッシュ地方(Ardèche)のGさん宅に5日間。プラス変更不可の格安切符の日にちを間違え、アルデッシュからローヌ河を挟んだ対岸のドーム地方にあるオリーブの産地 Nyons (日本語一般表記:ニヨンス)に一泊。
去年はGさん宅近くのハイキングコースで道に迷い、冷や汗をかいたが、そんな苦情が多かったのか今年は見事に道標が一新されており、間違いようがなく、ちゃんと昔行った渓谷まで辿り着いた。Gさんの事情もあり、彼は色々忙しかったようだが、私はおおいに暇で、良く生った庭のイチジクを食べに食べた。
そして昨日戻ったパリで私を迎えてくれたのは中庭になるユンヌ・トマト。冠詞を入れたのは「一つだけ」と強調したかったからだが、彼女(=トマト)、アルデッシュに行っている間に一気に真っ赤になっていた。
今朝は例の「銀行の展覧会」の、6日に突然事務所の工事で取り外した作品の梱包(参考:このことはフランス語で告知しただけだった) この展覧会企画、実は波瀾万丈で、、、まあまた書くことがあるでしょうが、別の事務所で続けて展示されることになって、明日は別の銀行事務所への搬入、明後日は飾り付けのスケジュール。
これは私の昼食の、カンタグレル・トマトとモッツァレーラ。中心にあるのはニヨンス名物の黒オリーブ。今日のランチはこれのみ!!!
忙しいからではありません。ニヨンスは計画なしの一人旅で昼も夜もレストランで食べ過ぎ、今日は胃のバカンス。
もちろん手塩にかけた「稀々トマト」の味は、流石がカンタグレル! もう一つどころか、もう二つ三つでした☹ (黒オリーブの味の引き立て役に徹した???)
注:カンタグレルは私のアトリエの通りの名前です。それからオリーブの黒と緑は品種ではなく熟成度の違いだけであることを知りました。
愛するミラベルに続き、カンタグレル・トマトとニヨンスのオリーブ、9月の新学期を機会に日本人向けにこのように私のブログもひたすら食べもの発信にしようかと、、、思う筈は残念ながら全くありません (☺_☹)
ところで推薦されて行ったニヨンスだったが、別荘開発も進み街も大きく、あまり面白くなかった。オリーブ畑やラヴェンダー畑も私は「自然の中のインスタレーション」をしていた頃に幾度も彷徨し、もっと野趣のある素晴らしいところを知っているので、、、。
行くのならアルデッシュ渓谷の方がいいですよ(笑):右写真
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