(La vidéo de l'intervention musicale de Maki Nakano ci-dessous)
昨日に続き修道院の展覧会の最終章:
無事に開催できた5月22日の展覧会場での仲野麻紀さんが即興演奏
麻紀さんに初めて出会ったのは何十年(?)も前のこと、彼女がオペラ座界隈、日本人シェフの影山さんが作る一味違う韓国料理の店「キムチ」でアルバイトをしていた時。いつもサービスをしているVさんが骨折をして急にピンチヒッターとして登板した。「へーえサックスね〜」てな程度の会話だったのだが一度聞きに行って見たら古い渋みある光沢のサックスから時の重みを感じさせるような深みある音が奏でられて驚いたのだったが、最近は昔より軽やかな飛翔感が出てきたような気がする。
彼女は北アフリカ、ブラックアフリカのミュージシャンとの共演も多く、それどころかアフリカからミュージシャンを日本に連れていって公演を企画したりするというヴァイタリティの持ち主。音楽のみならず旅行をしては各地の料理を学び精通し、音楽、料理。社会問題をおり込んだ本も書くし、俳句も作るし、かつ最近はネットラジオも放送する大変な才女。
かつブルターニュに住んでいるしで、いくら彼女が好んでいろいろな場所・状況で即興しているにせよおいそれと「会場に来てボランティア演奏して」とは言い出しにくいのだが、彼女から逆に提案をしてくれてとても嬉しかった! それが前々回書いた「許可問題」でしょ、はらはらさせられましたよ。
ところでその最初の出会いを作った骨折したVさんは今回初めて私の作品を見に来てくれてたのだが、いつも焼肉を食べながら酔っ払ってはケタケタ笑っている私しか知らないから作品が意外だったらしく「本当にあんたが描いたのか?」と何度も尋ねられておかしかった。
そういう印象を持ったのはVさんだけではないだろうから、それだけでもちゃんとした展覧会やった甲斐がありました😅
ははは、これが今回の展覧会の結論です