2013年8月5日月曜日

サルジニア vs サン・ラゼール


前回の投稿は27日(土)だったが、それ以来予定通りお隣のCおばさんの娘がサルジニア島から一本(右写真-1)、スペイン、カタロニアから大ボトル、そして全く予想外にJY君がブルターニュ北海岸のサーブル・ドー(私が2年前、36頭のイノシシが浜辺で怪死した事件受けてイノシシを作った町プレヌフの近く。泳いだこともある>参考11年9月のブログ)から大ボトル2本を持ってきてくれ、知り合いのYさんの友達だという人二人から大西洋岸のサン・ラゼール近くの2カ所の海岸からボトルが一本づつ届いた(右写真-2)。英仏海峡からきた海水もそうだったが、これも随分濁っている。これは制作上の秘密だが、実はプロセスを速めるため海水を沸かして濃縮する。これも結構微妙で、濃さの良い加減があって(何となく沸いている水の粘り気で判断する)、デッサン同様しょっちゅうお鍋の沸き加減を見ねばならない。写真-3はサルジニアとサン・ラゼールの濃縮海水だが、全然透明度が違い、かつサルジニアの方が3倍ほどある。つまりもとの海水濃度がそれほど違うのだ。陸地の近くは川から淡水が流れ出ているから濃度が低いのは当たり前、特にサン・ラゼールは大河ロワール川河口だ。

全く信じられないことに好天が1ヶ月間続き、この2週間はほぼ毎日最高気温30度以上!お陰で色々実験もして、けなしているともとられかねない紹介をしたサン・ラゼールの海水はたっぶり砂も含ませて下のようなお椀型デッサンも描きましたよ。なかなか良いでしょう。ちゃんと砂も塩の結晶にはさまれて定着しています。これは小さなデッサンだが、大きなデッサンは透明ドレスに固執して何枚もトライしたが、これはほんとうに難しい。天気予報では明日以降は30度を下回るようになるので、最後の挑戦。明日からは墨を混ぜたデッサンを気楽にやりたいと思います。

時々描いている小さなデッサンの幾つかを「毎日デッサン」のブログに掲載しましたのでこれも見て下さい。
内容的にはダブりますが、ウェブ新ギャラリーのフロントページもこの「海水の絵」にしました。

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