だから色々な作品があると思うのだがあまり思い出さないので試しにグーグルしてみたが意外に「ああ、これもあった」というのに出食わさなかった。
というわけで先ずは数年前にタンプロン画廊で見た塩田千春。吊るしものだが、たしか全体が時々ガタンと揺れる。これもウラには移民問題があるように思うのだが、違うのかな〜?(関連投稿)
Chiharu SHIONO
それから宮永愛子のナフタリンの世界(前回の写真と同じ)。「秘められた時」という感じですね。
Aiko MIYANAGA
パリで有名なのは、サンラザール駅の前にある、何でも集積して彫刻にしたアルマン(ウィキ)の鞄の塔。こういうくたびれた鞄を見ると連想は米国への移民とか、難民、特に戦時中にドイツの侵攻を逃れてこの駅から発った人々を思わせる。(彼は1928年生)
Arman
しかし今地中海を渡ってくる難民は鞄さえ持っていない。かつ鞄も変わった。今はみんなコロコロだから「四角い鞄」というモチーフ自体が「歴史」を喚起する。
インターネットは鞄の中に布で都市を造ってる中国人アーティストなどが出て来たが無視して(笑)、私の作品。
これは南仏コートダジュールの大別荘地街のゴミ箱に入っていた鞄に廃止路線になった鉄道線路の石とボルトを入れた即興作品。さて何を想像してもらえるだろう? 旅に出たくても旅に出られない、決断できない男の胸の内でしょうか? 放浪を意味する nomade というグループ展だったのだが、、、(2004年)
Eizo SAKATA (réf archive)
Eizo SAKATA
鞄のメッセージは私の取り上げたアーティストの方々への当てつけではありませんのでくれぐれも誤解のない様に。「批判が多い」と思われるでしょうが、私は素晴らしいと思っている作家さんしか取り扱いませんので。
0 件のコメント:
コメントを投稿