今年の初めは珍しい経験をした。先ずは郊外の町のビエンナーレの審査員。「その町以外のアーティストにも扉を開くので」ということだったので、町の 知りあいアーティスト達を選別することはないのだろうと思っていたのだが、送られて来た書類は町の内外を問わず、幾人もの友達の応募書類も入っていた。日頃は日本人的に気を使う方だと思っているが、こういう場合には「私の芸術尺度」に合わせて容易く、私情を全く差し入れずに評価できてしまう。だから選考会議は簡単だったけど、その結果が発表され、私の名前も出ていたから、友達から さっそく電話がかかってきて、日本に発つ前日だと言うの我が家に「状況説明」を求めてやって来た。これには参った。私なんぞ、自慢じゃないけど「落選」の 王様、例えば今年の夏にカタマラン(ヨット)に乗って航海しながら制作する「まさに私の海水のデッサン向き」としか思えないアーティストレジデンスの企画で落とされた。がっかりするけど憤るほどのことはない。企画側の意図もあり、適・不適であって良し悪しではない。加えて人の趣味は十人十色。
第二は4月、生まれて初めて受けた文章の「注文」。
愛知県のみなさん、ミニセレと書かれた写真のような愛知芸術劇場のチラシがあったら見て下さい。私のその文章が載っています!
5月12日の記事に書いたヴィクトリア・ティエリ・チャップリン演出の舞台「ミュルミュル ミュール」の紹介文。
ヴィクトリアさんの舞台を見ているからということで依頼を受けたのが4月。でもこの、娘のオレリア主演の作品は見たことがなく、だが5月の舞台後では遅すぎる(1年間分のプログラムのパンフレットなので)。だからちょっと書きづらい、ある意味「見切り発車」の文章だった。
その後実際に舞台を見た印象は5/12に書いた通りだが、前回投稿のフィンエアのカウンター同様、私の声が届き、問題点が「半年一昔」的にクリアされてるいることを期待しています☺☺☺
「ミュルミュル ミュール」名古屋公演 来る10月21日(水)
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