2022年7月13日水曜日

今日はクールにデゴテックス

会場ではよかったけど写真映えしないですね
暑いですねー。そこでクールな作品。

前回書いたPetrit Halilajをしている kamel mennour画廊の違うスペース(パリ6区内で3つもあります)のジャン・デゴテックス Jean Degottex 展は60年代、70年代、80年代で部屋が分けられて小さいながら彼の軌跡がわかって味わい深い。

難しい作家なので会場にあった説明文の一部をざっと訳してお茶を濁しますと(下線は私):

ジャン・デゴテックス(1918-1988)は、20世紀後半、近代美術と現代美術の間を闊歩した。 叙情的絵画、コンセプチュアル・アート、あるいはミニマル・アート? デゴテックスは同時代の芸術運動と一定の距離を置きつつ、過激なまでに表象を削ぎ落とすという方法を推し進め、特異な軌跡を辿った。

50年にわたる活動の中で、絵画と絵画のカテゴリーに関して問いかけ、極限までミニマルだがその厳格さが感受性に勝るということのない作品を作る新たなテクニックを開発した。

連作を作るのはジェスチャーを繰り返すためというより、その可能性をすべて使い切り、次に取りかかるため。彼はキャンバスの表面、そして裏面への視覚的効果をいくつも生み出す、自然と直接関わる実験的かつ職人的な手法で制作した。

原文は https://kamelmennour.com/media/pages/exhibitions/a-la-ligne/6b42750594-1654771387/2022-jean-degottex-cp-fr-en.pdf

 
写真四枚だけなので@eizo_eyesで。最初が60年台、三枚目79年、最後が83年の作品です。

 

展示スペース写真が一杯ある画廊サイトはこちら 

これも23日まで(上のリンクも会期中だけかも)



 

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