パリの連続テロのことは14日の朝実家の近所の人から電話で聞いて知った。(昨日書いたように当然「パリにいなくて良かったですね」と言われ) 私は愛知の実家にいるとネットもテレビもない生活。それはそれで好きなのだが、今回のように大事件が起きると困る。ご承知の様にNHKのラジオのニュースは僅かなことをお経の様に繰り返しているだけで全く役に立たないから、新聞を読みに喫茶店に行った。
15日の地元の中日新聞 では、名古屋に留学中の女子学生(確か17歳?)が「これが復讐の連鎖にならないように」と述べていて、「フランス人は若いのにしっかりしているわ」と思ったが、オランド大統領が彼女や私の期待に沿わなかったのはご承知の通り。記事のこと裏覚えですので中日新聞会員の方はこれをご参考に
私は言葉の定義を持ち出して云々する議論は好きではないが、戦争というのは「国家間の紛争の最終手段」を意味すると思っていた。だから「イスラム国」に対する戦争と言われると、「イスラム国」を国家として承認してしまったことになるような気がするが???
何れにせよ今日のテロはフランスが国内に内包する(フランス社会がその土壌を養っている)問題なのでシリアの暴力武装集団を攻撃することで解決はしない。勿論一朝一夕の対策はないし、手を拱いていたら右派の突き上げを喰らうばかりで凡庸なる大統領にはほかの方策は思いつかないだろうと私も同情はするが、残念。
パリに戻って、例の「銀行の展覧会」*の一連で、昨日は新しい支店に作品搬入、今日は展示、明後日はオープニングというスケジュールで、パリを発つ前に新しい作品も描き、額装もして、出品リストを早々と送ったところ中止になったことを知らされた。だからのんびり、今晩は見たことのなかった有名劇団、一席だけまだ空いていたのですかさず予約して見に行くことにした。期待どおり良かったらまた書きます。展覧会なくなって本当に良かった(笑)
*銀行の展覧会、過去の関連投稿
9月2日 ジョルジュVからVユーゴへ
6月7日 パッションより本職
6月14日 銀行での展覧会
写真は手入れする人もいないのに大豊作だった実家の柿。11月まで残されて甘みが乗り美味しかった☺
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