2014年3月31日月曜日

市町村長選挙速報

私が選挙速報をしても仕方がないのだが、水曜に少し書いたのでそれに関係した結果のみ。全国的には右の前回2008年と今回の比較グラフを見てもらえば一目瞭然、先週日曜の一次選挙の結果がそのまま裏付けられた:ピンクが左派、青が右派

パリはエコロジストと組んだ社会党イダルゴが勝利。全国的に見るとこれは大例外。コシゥスコ=モリゼは自分の出た選挙区でも負けてしまった。よかった。

もう一つの例外?はアヴィニョン、極右(FN:国民戦線)が第二位につき、右派も候補を下げない3党並立のもと、社会党が19年ぶりに返り咲いた 。アヴィニョンはご存知の通り「演劇祭」で有名だが、FNが勝ったら演劇祭はアヴィニョンではやらないと演劇祭ディレクターが宣言。気持ちは分かっても、一応FNも選挙制度で認められている政党だから、こういう「脅し」はどちらが非民主的なのか分からないと思うのだが(止めるのは極右市政が表現の自由を束縛したときでよい)。だから逆効果ではと思ったのだが、演劇祭で食っている人も多いからその効果があったのか? どうも最近私の民主主義概念と、左派あるいはヨーロッパ派とのそれにずれがあって、、、

メナール新ベジエ市長(写真は2008年東京にて)
こんなことを書いているとサルコジが道を開いた「新反動右翼」と思われかねないが、正真正銘の「新反動右翼」は南仏の人口約7万のエロー県の中心都市の一つであるベジエ Beziers の新市長メナール Ménard。この人は若い頃は極左(まあこれはよくある話だが)、その後ジャーナリスト、特にNGO「国境なき特派員」の代表としてつい最近までテレビラジオで活躍、世界での「表現の自由」を代弁していたのが、今や「報道の自由の最大の敵はジャーナリスト」との警句?を吐き、「80%FNの政策に合意する」とし、党員ではないもののFNと提携し47.3%の投票率で当選した、ちなみにここはおぼつかない得票率だった社会党候補が降りずアヴィニョン同様三党並立、FN当選の際にはトゥーロン市のラグビーチームが予定されていた親善試合を取りやめるという宣言のおまけ付きだった。
多分これが「極右進出」の最大のニュースだろうが、FNは昨晩10市町村長を獲得した。

どういう政治をするのだろうか? 市民の不満は主に失業問題、簡単な解決策があるはずがない。かつてFNは先のラグビーのトゥーロン、オランジュといった大きな町の政権を担ったが、すべて財政スキャンダルなどで失敗、FNへの幻想を砕くのはやらせてみるのが一番かも。

ともかく与党社会党の大敗で内閣交代が取り沙汰されている。どうせ数日で答えが出るのだろうから予想しても仕方がないと思うが、いったいこんな時に総理大臣になりたい政治家がいるだろうか? おそらくマトモな人は拒否する。私の「とっちゃん坊や」への進言は「捨て牌で昔の嫁さんのセゴレン」 。彼女(2007年サルコジに破れた大統領候補)、先はないし、何か無茶苦茶だし、坊やよりカリスマあるし、、、本当にそうなったらお笑いですが、この予想は絶対外れるはずです。



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