2014年3月14日金曜日

パリ発微小粒子汚染

微小粒子の大気汚染、毎日10段階中最悪(最高?)と知らされるが、何がどういう値なのかマスコミの報道がはっきりしない。湿度などと違って上限がないはずだと思って調べたところ「検索」が下手なので苦労してわかったのは、日曜日に書いた80μg/㎥はPM10がこれ以上の濃度だと警報になる数値(寿命が何ヶ月か縮まる?!?)で、何と右の地図ではその何倍にもなっている(これは本日のピーク予想値、本当は実測値の方が見たかったが)。かつ結構体感できて、咳っぽいし、気のせいか(?)肺に痛みを感じる。

こんな具合だから流石に対策が出た。車の時速制限に加え、パリ近郊の地下鉄、バスが無料となった。これでマイカーの利用を抑えようとするものだが、私の意見では年中、ただと言わないまでも公共機関を超低料金にすべきなのだ。対策が遅すぎるという批判に対し無料化は一日400万ユーロかかるから簡単に決定できるものではないとのことだが、どうせ公共機関は維持せねばならない 。ほぼ無料となればあの「意地悪に違反を取り締まる係員」はいらなくなり、もっと創造的な(とまで言わなくともポジティブなあるいはヒューマンな)仕事をしてもらえるので大きな観点から絶対にそのまま赤字ということにはならいはず。南仏ヴォクルューズ地方のバスは以前は2-3人しか乗っていないことが稀でなかったが、なくす訳には行けないからと超低料金にして以来、私の目にも利用者の数は増えている(先月のアヴニョン、カルパントラ間は1時間弱もかかる距離なのに2ユーロ!)。私の知る限りではラングドック地方のバスもそうだった。

不思議な対策は「パリの自転車」のヴェリブも無料となったこと。私個人としては汚染環境でペダルこぎたくないけど 、、、

健康のため、遊びがてら、ノルマンディーの友達の所へ逃げようかとも思っていたのだが、地図のとおり、ほぼフランス全土50μg以上の注意報レベル。折角天気がいいのにと思うが、この汚染、好天で大気高層が暖まり、これが空気の対流を妨げるので、地上付近のPMを含む冷たい空気(結構朝は冷える)が停滞するからということらしい。

真黄色の地図の中、南の方に例外的な水色地区がある。おお何とこれは私が愛する、普通の人には「何もない」、素晴らしきオブラック地方ではないか! 春には野生の水仙が高原一杯に咲いて、それこそ真黄色になるらしい。その頃にも一度行ってみたいな〜 (皮肉なことにオブラックでは車がないとどうしようもないが)

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