2013年7月7日日曜日

あてにならない画材店

木曜日は朝からヴェリブ(パリの共用自転車)で走り回った。というのも週末からパリも遂に夏の天気になり、「海水デッサン」ができる条件が整ういそうだったのだ。しかし肝心の紙があと2枚しかなかった。3週間前にいつもの当てにならない老舗のスヌリエ Sennelier と、加えて念のため画材スーパーのGêantにも注文しておいただが音沙汰はまったくない。画材スーパーは知らないうちに新しいパリ南店が私の住む13区にもできていて、先ずそこへ行ったが品切れ、インターネット検索で出てきたバスチーユ近くの扱っているはずのお店では「ネットは当てにならないから」と言われ(お店のサイトだったはずだがが???)、がっかりして帰ろうと思ったら道の南北を間違えて、注文していたGêant北店の近くに来てしまった。「問い合わせたのに電話にもメールにも返答しないのは何だ」と文句を言うべく足を運んで、事の次第を店員に話したところ、私の注文はコンピュータでフォローできなかったが「品物は棚にあるはずだ」と言う。そして本当にあった。まったくひどい。実は前回来たときに半額セールだというので大量に発注したのだが、待っている間に半額セールは終わり、発注時に支払わなかったから割引できない(前金ぐらい払うつもりだったのに後でいいと言わたのに)、「あんたはアーティスト割引があるからいいでしょ」と勝手なことを言う(全然割引率が違う!)。またまたの「フランスの顧客サービスの素晴らしさ」に腹を立てたが、いずれにせよ紙が手に入ったのはラッキーだった。これでデッサンの失敗を恐れずトライできる。

そして海水はエーゲ海(実は私が見たこともない)! ギリシャの島でワークショップをした舞踏家の岩名さんが水をボトルに詰めて持ち帰ってくれたもの。他にも3人大西洋の海水を持ち帰ってくれる口約束した人がいたのだが、「荷物が多い」等々で結局約束を果たしてくれたのは岩名さんだけ。やっぱりアーティストしかこの種のお願いは真剣に取り合ってくれないようで、昨日第二弾の海水ボトルが届いたが、これはベニスのビエンナーレの作家さんからだ)

そして昨日今日と一日中紙の上に海水の水たまりを作って色々実験してますが、これがなかなか簡単でなくて、、、

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