7月14日革命記念日の出し物は何と言っても「パリの花火」。ラジオのニュースで「今年は初めてエッフェル塔から花火が撃たれる」と言っていたので、混雑するエッフェル塔下の公園や対岸のトロカデロを避けた穴場はないかと、地図、そしてグーグルstreet viewを動かして考えた。そして出した結論はパッシーとラジオ・フランスの間の河岸、street viewである箇所からはエッフェル塔がばっちり、かつ我が家からは郊外線で直通という便利さ。
この時間にしては例外的に込んでいた郊外線列車も、ほとんどの人はアンバリッドで下車、ケネディー大通り駅に到着してみると、花火開始間近というのにあまり人はいない。かつ河岸高速道路が遊歩道になっているので、2年前に行ったエッフェル塔下の公園に比べるとがら空きで、皆さん道端、路上に座ってお酒を飲んだりしている。(ここは「メッカ」と違って監察がないのだ:2012年の記事参考)
というわけで写真の様に良く見えました。
但し花火の「振り付け」はトロカデロ、エッフェル塔の軸で見るようになされているのでエッフェル塔の両側に連続して撃たれる花火もいつもその軸の垂直側。他の場所から見ている人への配慮が少しはあってもいいと思うのだが、、、。
穴場を教えたようになりますが、、、実は花火はエッフェル塔だけから撃たれるのではなく、例年通り多くの花火は当然ながらトロカデロ下の噴水公園から撃たれたので(写真左側)、普通だとここでは欲求不満になるでしょう。
そして前述「初めてエッフェル塔から、、、」は実は「2000年以来初めて」でした。確かに2000年の式典でエッフェル塔から両側に翼の様に広がる花火の写真はよく見る。特等席で見るとどうだったかは、エッフェル塔に文字が書かれたり、LEDを装った人間が現れたり、、、「振り付け」はビデオで見られます。
でもやっぱり花火の光と煙と爆音は本物でないと。パリが炎上しているようにも見えるが、昨晩のテーマは「戦争と平和」、パリ祭の花火は平和そのものだが、近隣の国々でも本当の戦火が飛び広がっている。地の果てには今まで平和を享受して来たのに国民を戦争に送ろうとしている国もあるらしい。ひょっとしたら私の世代は稀に見る「戦争を知らない♫老人たち」になるかもしれない。
そんな悲観は忘れ、「平和老人ボケ」ついでに今晩プロジェクターで花火ビデオ見ようかな〜? アトリエは一昨日のサッカーの夕べのままなので、、、。実は私は花火もエッフェル塔も大好き、生まれ変わったら「パリの消防士」?(フランスでは消防士さん、カッコいいと人気があるのですよ〜 江戸の火消みたいな感覚か?)
ビデオでパリの花火を拝見しました。”パリは燃えている”!!!エキセントリックでアーティスティック、日本の風情とは全く違いますね。日本は言葉通り”花”ですもんね。パリの花火君は日本の花火ちゃんを見たら「おまえら、甘過ぎるよ~」「いい加減にしておけよ!」とでも喝を入れてくれるのでしょうか・・・・
返信削除パリの花火はショーで情緒がないと思います。音楽でごまかすので「甘い」のはこちら。かつ音楽ともあっているとも思えない。例えば今回のイマジンの時なんか鈴かな線香花火のような感じのほうがいいと思うのに、、、。とこれは私もビデオを見ての感。私の今回の場所は音楽が届かず爆音のみで逆に満足でした。
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