折角パリに夏の暑さが戻って、大きな海水デッサンをしたいところだが、紙がなくて「失業」状態。なんか面白くないなーと例年ある夏の催しの Quartier d'été のサイト(英語もあり)を開いたら5月19日に紹介したチャップリン家の孫のジェームズ・ティエレ James Thierréeの写真がトップに飛び出して来た。ええ〜である(彼の公演情報はその時にもチェックしたはずだったのだが)。25日まで。もう席はなかろうと思ったが、不思議や不思議に沢山残っていて*、前から5番目の列が取れた! 本物を見るのは初めて(数年来の夢)だし、嬉しい。何も考えずに買ったが、出し物は写真の "Raoul" 。前回の彼の両親の公演の時の反省から私は見ませんが、抜粋ビデオはこちら
それから市役所前広場のFnacの主催のコンサート、明日、顔は可笑しいが歌はうまく、フランス人には珍しいノリのあるソウルのOncle Ben。この名はフランスでよく売っているUncle Benという「お米」のもじり。私が知ったCDデビュー時はOncle Benという名に笑ったが、商標権に問題があったのか(?)最近は Ben l'Oncle Soul で通している。写真の様に2年前名古屋の地下街にもCDが並んでいたのでびっくりしたが、ちゃんと日本での紹介サイトもありました。
それから、これはもう昨日行ったが、Musée des Arts forains これは何と訳すのだろう、サイトの写真を見てもらえば一目瞭然、昔の遊園地の博物館で19世紀に遡るのメリーゴーランドとか、今の「子供」を対象とする「遊園地」というイメージではない、大人を相手にした幻想的装飾など、昔の「遊技場」(?)の様子が再現されている。
これらは何と個人のコレクション。俳優だったファヴァンさんは趣味が高じて「骨董屋」となり、イベントなども行うようになってどんどん拡大した。何せコレクションがコレクションだから場所がいる。私が初めて知ったのは90年頃にパリに南接するジャンティイの工場地を倉庫兼アトリエ(修復もする)にしていたときにオープンドアが一度あり、たまたま行きあわせて大感動した。そのとき話したおじさんはファヴァンさん自身だったかは覚えていないが、「ここも狭くなって、引っ越し先を探している」と言っていた、、、そして90年代後半にベルシーのかつてのワイン問屋・倉庫街という、ノスタルジックでこの博物館にぴったりの場所を見いだした。それ以来も私は2、3回行っているが、古い装飾やメカを修復しつつ、新しいテーマホールをオープンし、行くたびに大きくなっている。何せ今や5000平米も敷地があるのだ。
この不思議な自動人形はまだ動かない |
ここを特筆しているのは年中空いているのではないから。一般公開はクリスマス付近だけだったと思ったが、この7、8月は開館中。フランス語のガイドツアーのみ(要予約)。かつ解説が意外に聞き取れなかった(最近頭の調子がオカシイのに加え、色々見るの集中して耳が疎かになるということもあだろう)。まあ全然解らなくても十分楽しいと思う。入場料(16€)高く感じるかもしれませんがその価値十分あり。メリーゴーランドに乗ったりやゲームができたりもします。そんな様子を伝える動画もありましたのでご覧あれ(随分賑わっているので何かのパーティーの時の撮影かも?)
* 通常なかなか席がないのは、最近のシアターは年間会員制度(シーズン前にすべて予約)が大きなシェアを占めているからではないかと思う。これは私のような計画性のない人間には不可
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