昨日の記事、ミラベルの写真だけでは「偏向」が過ぎるかと、海岸の写真をF夫人に送ってもらった(すでに掲載済み)。同時に色々他の写真も送られて来たのだが、複数写真のレイアウト機能が上手く行かないので、ここでオーブンに入れられる前タルトの写真を追加。確かにタルトはF夫人の作品。スフレは夫人とお客さんのMさん、Bさんの合作だったが、チーフはMさん。写真の子羊(肩)は盆を持つBさんがチーフだった。こういう料理好きが集まるところへ行くとインスタントに「幸せ」になれる。
(最近は「健康食」にはまっている女性も多いし、逆に超伝統路線のギトギトやアマアマは苦しい。それに若い女の子は昔ほど料理をしなくなっているような気がする。つまり本当の「料理好き」が腕を競う場に同席する贅沢は「料理の国フランス」といえどもなかなかないのだ)
コタンタン半島からさほど遠くないモンサンミッシェル近くで飼育される羊は、塩分を含んだ草を食べるので「既に塩味がついている」(présalé)ので美味しいのだが、この田舎で買う羊が美味しいのは同じ理由ではというのがF夫人の説。海が近いから、牡蠣、ムール貝、鰯も新鮮で美味しい。それにやはり田舎の「朝市」は産地直売だから野菜の味が違う。腕自慢のコック達に料理は任せて、私は何をしたか? 牡蠣を開けたり、ムールを洗ったり、それにケーキ用のミラベルの「種抜き」。種に果肉がついていますからねー、種をしゃぶっていました。
おいしそう。こういう料理をいただく時が”至福の時”というのでしょう。値段だけメチャ高く、余りにも洒落すぎている料理は分不相応とどこかで拒否反応が起こるよう。めったにないけれどそういう場では「おいしい!!」と言いながら妙に落ち込みます。
返信削除腹に浸み込むおいしいもの食べること出来てよかったねぇ。