ニースにパリのヴェリブにあたるヴェロ・ブルー なる共用自転車が存在。早速インターネットで登録して1日使用してみたのだがサイト、どうも使いがっては先輩格のパリに上がりそう。
駐輪場では三台毎にポールに自転車がチェーンで繋がれてている。先ずはポールのスクリーンをスイッチオンせねばならないのだが、その起動時間が何十秒とかかる。使用者カードを持たない者はスクリーンに出た電話番号に携帯から電話し、使用者確証がされるが、これでまた一分ぐらい時間かかかる。(一説によると南仏の人はパリジャンみたいにあくせくしてないからこれでOK?) そして自転車借り出しを指定して、出て来たスクリーンで外したいチェーンの差し込み口の番号を押して、チェーンを外す。一台毎にあるポールに自転車が差し込まれているヴェリブに比ると素朴なシステムに思われる。
その後は単なる個人的経験にすぎないが、友人宅から最寄りの駐輪場で、まともそうなのを選んだのだが、ギクシャクしてちゃんとペダルがこげない。50mばかりで諦め、次の駐輪場でもまたまともな自転車にに当たらず、海岸通の三台目にしてやっと「普通」の自転車が見つかった。以前書いた旧港の東側にある海岸で泳ぐつもりだったので、旧港まで海岸通をのんびりとサイクリング。いつもながらニースの海は不思議な「碧色」をしている。
何とかを洗うようなビーチを尻目に旧港に着いたが自転車置き場が見当たらない。人にも聞きつつウロウロした結果、30分の制限時間も間近なので劇場、美術館のある大通りに戻ったが満席、空き場所が見つかった時には33分経過の表示(これはパリではない機能)、超過料金を取られることになった。(自転車を戻すのはヴェリブならポールに差し込んで終わりなのに、ここでもまたスイッチオンとか時間がかかった) しかし私の一番の失策は腕時計をしていなかったこと。携帯の液晶スクリーンは南仏の強い太陽下ではちっとも見えなくて、、、。
中心地に戻ってしまったこともあり、Gさんと彼の仕事仲間とランチすることになった。しかし全員が向かったのは全くの「想定外」の「美術館のレストラン」(一応のレベルだったが、旧市街が近いので残念)。その後彼と若き女優さんと海岸に行くことになったのだが、Gさんのアポ予定が急遽変更、成り行きでこれも全くの「想定外」の芋を洗うような海岸に一人取り残されることとなった。
夜は夜で宿泊先のCさんの bird watching ならぬ bat watching という変わった趣味におつきあいすることになったのだが、「コウモリ観察」中にお仲間の一人が気を失って、、、という波乱のニース第一日目となったのだった。
旅行者の方へ:ヴェロ・ブルーの「1 day」は24時間だから、昼から使えば翌日の朝も使える。(これはヴェリブも同様)
それから海岸道路を沿ってどんどん西に行き、空港、ヴァール川を越え、隣町のカーニュ(Cagnes sur Mer)までも行ける。これはきっと楽しいだろうと思いますよ。かつ頻繁に使われる海岸通 (Promenade des Anglais)の方が自転車の信頼性も高いと思われます。
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