ベゴ山(Mont Bégo) |
ベコ山下の氷河動きが眼に見えるような岩 |
ここへ行くのはダムの人造湖のMèches湖から登山で3〜4時間(8月中は、鉄道、バスが通るSaint-Delmas-de-Tendreからもう一つの登山口であるCastérinoまでナヴェットが運行)。宿泊予定の山小屋付近居着いたら全輪駆動のジープが走っていてびっくり。これには私はガックリしたが、「私も行くー!」と喜んで同行してくれたCさんは長い上り道に根を上げ「今度はこれに乗る」と言うありさま。このCさんの体調もあり、第二日目は長い行路はあきらめ、午前中はガイドについて岩に彫られた絵を見ることにしたのだがこれは大正解。というのも何と我々二人のプライベートツアーだったから。
絵は尖った水晶で穴を刻んだ点描画。描かれたモチーフは多彩だが、圧倒的に牛の頭が多く(45%)、後は領土の区画のような幾何学模様(7%)、鉾などの武器・道具(4%)が多く、少数だが人や渦巻き模様のようなものもある。解りやすい牛の頭も角を会わせて対象になっていると、丸の両側に三角の尖りのある幾何学意匠としか見えない。牛が二つ並んで四角があると鋤を引いているとか説明されないとそうとは解釈されないだろう。象形文字の走りだという仮説が立つほど、つまりあまり写実的ではない。
絵の刻まれた岩の割れ目には草も生え、、、 |
この谷間はミルティーユの宝庫! |
そのメルヴェーユ列車行ける中心都市タンドル Tendre には、これまたの命名の「メルヴェーユ博物館」サイトがあって彫り絵の複製と幾つかのオリジナルも見える(入場無料)。何とこの博物館には日本語の案内もあって、、、前回のマチスやマーグ財団の様に日本では知られていないだろうといつもより詳細に書きましたが、ひょっとして有名なのでしょうか???(クイズ番組とかで?)
最後の写真はガイド氏と私。下の湖岸奥に山小屋があるが、フランスの山岳観光地ではモンブラン周辺に続く地域で、小屋と言っても80人収容、毛布もあって寝袋をわざわざ持って行く必要もなかった。とはいってもシャワー自然の冷水、寝室は2段の大板間で鰯状態で寝る。私が驚いたのは、利用者の優に過半数がシルバーという年齢層とドイツ、イギリス、イタリア、スペインなどからの国際性の豊かさでした。
仏語参考ページ:http://www.hominides.com/html/lieux/vallee-des-merveilles-gravures.php
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