2017年5月13日土曜日

くつろげる大海戦の街

 既に書いたように当初のプランではコルフ(ケルキラ)島からその南のイオニア諸島を巡りペロポネス半島へと海岸を巡り、海水ドローイング用に色々な海水を採るいうのも旅行目的の一つだったのだが、ギリシャ本土内陸に入ってしまったのでバッグにあるのはこの旅行連載投稿の第一話と第二話の二瓶の小ボトルのみ。これでは寂しいのでデルフィからコリント海峡を西に向かい、世界史の関ヶ原?、時は1571年10月7日、スペインを中心とするキリスト教軍がオスマントルコの海軍に決戦を挑んだ「レパントの海戦」(ウィキが沖で繰り広げられた砦の港街ナフパクトス Nafpaktos へ。

海戦はこのあたり??? 右奥にペルポネス半島に渡る大きな白い橋が見える

別段観光地ということもないだろうとタカをくくっていたら港の周りの人の出が半端でない。ホテルも満員で、窓もない従業員用の部屋で泊めてもらうという目にあい、どうなっているのかと思ったら翌日がメーデーで連休だった。でもそれを差し引いても賑わっている。若い人がカフェにあふれ、「古戦場」というより広い浜辺が港の両側にあるので家族連れの近辺からの旅行客が一杯。驚いた。

賑わう港、山の上に城塞が
 観光地は港と山上のお城だろうけど休み。それでも色々なところで食べて飲んで泳いで2泊(2泊目は普通の部屋です☺)しても退屈しなかったのは5/9に推薦したイオアニナと同じく「ローカルな活気」の魅力。勿論老人たちが集まっている場末のカフェも(彼らは親切だから)。くつろげます。

港前の特等地の広場のレストランなんて観光客向けで絶対美味しくないだろうと思ったのだがこのオクラ(ギリシャ語でもオクラ)があり、あっさりして口にあったので2度も行った(広場にテーブルが沢山並んでいるが、数件が縄張りを張ってあっていて座り間違えると店が異なる。もらったカードはギリシャ語で το δτeκi ? オクラを目安に行って下さい)

メーデーの夜でも港には人が一杯。こんな夜景の見える特等地で上の写真のオクラと出会う

私のバスはデルフィからイテア乗換。その後は直行だがリヤス式の湾に沿って景色は良いが、なかなか距離は進まず2時間半ぐらいかかったかな?
このように書くとギリシャのバスは遅いように思われるかもしれないが、このナフパクトスからも高速のアテネ行き直行バスに乗ると同じ時間でアテネに着いてしまう。こうして私はアテネに向かったが、2泊しかしなかったのでアテネのことは書きません。


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