昨日の岬の沖にある島が妖精カリプソがいた島ということだったが(お話はこのリンクサイトでもご参考に)、オデッセイア所縁の地第二弾は Paleokastritsa(パレオカストリッツア) 。
カリプソのもとから船出したオデュッセウスはポセイドンが起こした嵐ですぐに難破、一人浜辺に打ち上げられ、河へ水浴をしにきていたナウシカに出会う。この出会いは「オデッセイア」の中でも最も美しいとも言われる箇所なのだが、そのオデュッセウスが横たわっていたのがここ(という言い伝え☺)。(お話はコチラ)
私も横たわっていたら「マイフレンド、舟が出せる」とおじさんに呼び覚まされた。湾岸周遊観光船は人が数人集まると出ると言うシステムなのだ(結局3人でほとんどプライベート☺)。やっぱり沖に出ると「海の碧さ」は格別、おじさんは湧き水に含まれる何とかの所為だと言っていたが、何だったか忘れた(笑)。小舟で波にボンボン揺られて面白かった*。勿論景色はきれいだし乗る価値あり。(私は沖合の海水も採取☺)隣の湾には映画007シリーズで舞台になった豪華ホテルの大テラスが見える。夏にはパーティーで賑わうとのこと。多分DJなんかが入ってうるさいのでは? 昨日も触れたがこういう「太陽、プール(ビーチ)、ラブ」路線が海の観光開発の宿命なのだろうか?
幸いなことにPaleokastritsaには我らが消費観光文化の他に、浜辺から5分もかからない丘の上に13世紀に創設されたかわいらしい小さな修道院(Panagia Theotokos)がある。もう一つお城もあるのだけれど舟から見てすごく遠いのであきらめた。
碧色の海から見た修道院 |
旅案内:
Paleokastritsaは日に5本バスがある(平日)。距離は近いけれどバスは山の村に荷物を届けながら行くので1時間ぐらい。その分観光客には景色が楽しめる。時刻表は昨日もあげたグリーンバスのサイトで。
ところでケルキラ(=コルフ)はギリシャ語大文字表記でKEPKIPAと書かれることはバス利用の際(そうでなくとも)絶対知っておくべき。知らないと謎ばかりになりますよ(笑)
*ボーナスで観光ボートの小ビデオ! 暇ですねって、、、何たって投票権のない大統領選挙日ですからね〜。それにギリシャで歩き疲れて動く気がしない。ハハハ☺
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