例えば巨大な奇岩の上に修道院があるメテオラからコルフ島あるいはアルバニアを目指す旅行者はイオアニナ行きのバスに乗るだろうが、ただバスの乗継ぎではなく是非宿泊滞在したほうがよい。
町は湖に面し、湖の中にある島にボートで渡れる(島には小さな修道院が幾つかあるが中に入れるのは右側方向にある1つだけ。そのフレスコ画がなかなか美しい。ボート発着場付近はお土産屋の参道みたいになっているがそれを離れると静かなもの)。その他にビザンチン帝国時代に築かれた城塞、オスマントルコ時代の旧モスクなどもあるのだが、私が気に入ったのはその活気。街中に骨董品(金属細工)街があって昼食時(午後2時過ぎ)にはその地区のバー、タベルヌにわんさと人が出て楽しそう。晩は晩で湖沿いの大通りにカフェバーが何軒もあって若者で大いに賑わい(大学があるからか?)、それに並ぶ菓子店は終日老年層で一杯だし、湖畔は湖畔でカップルや家族連れの憩いの場所となっている。
コルフ旧市街もそういうところがあったのだが、ローカル度が違う(外国人観光客の割合が比べ物にならなく少ない)。でもちゃんとした観光地でホテルも多いし、湖の島は地方の遠足場所の一つのようで学生グループがわんさと行く。だがイオアニナは広々していてまったく混雑を感じない、くつろげる楽しい街なのだ。「イオアニナのパシャのように暮らす」という最高の生活をするという意味の表現まであるそうで、、、(冬は寒そうだから避暑と言う意味だろうが)
近くには世界有数の大きさの洞窟もある (バスで行ける)。車の人はもっと山奥の湖巡りもできる。(この二つは会った人、ガイドブックの受け売り)
市役所近くに観光案内所があり、あまり役に立たない地図をくれる(下に掲載して役立てましょう)。
バスターミナルとは市街バスが30分毎にあるということ。歩いても15〜20分ぐらい。
これに対しコルフ(ケルキラ)などへのフェリーが出るイグメニツァ Igoumenitsaは我が信頼する仏旅行ガイドによると「すぐに去った方が良い」そうだ。実際バスターミナルはフェリー乗り場の南300mぐらいで市街に行く必要はない。バスターミナルは海岸通りの裏に隠れている。ロータリーがあってそこにあるアストリアホテルの裏に回ると見える。
* 私の場合、「我がオディッセイア」と題するごとくコルフ(ケルキラ)からその南のイオニア諸島を巡りペロポネス半島へというのが当初のプランだったのだが、パート1−2で書いたように「海の観光」はほどほどにしたほうが無難かと感じ、180度(90度?)方向転換、メテオラに行くことにして、コルフ港からフェリーでギリシャ本土のイグメニツァに渡った(約1時間40分)。1時間待ちでイオアニナ行きバスがあったのでこれに乗ったのでした。
イグメニツァ - イオアニナ間(日に6本、約1時間半)のバスは、4月末で新緑と花、雪を冠した山々が見張らせてとても気持ちがよかった。
それに反してイオアニナとメテオラの麓の街のカランバカ間はトンネルが多くて展望はもう一つ。
イオアニナについての参考サイト
日本語ウィキ
観光英語サイト
私はとても気に入ったので今回は完全に旅案内☺
皆さんを行きたくさせそうな写真がなくて残念。ここの魅力は建造物でなく「雰囲気」なのでそれを伝える写真は難しいです
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