2013年6月18日火曜日

セルビア文化会館のアウトサイダー展

Derniers jours : Exposition des oeuvres du Musée de l'Art Naïf et Marginal de  Jogodia, au Centre culturel de Serbie (en face du Beaubourg), jusqu'au 20 juin.

 

ヤゴディナJagodina /Јагодина)というベルグラードから100kmぐらい南東の都市の「ナイーヴ・マージナル美術館」 から来た作品が、ポンピドーセンターの正面にあるセルビア文化センターで展示中。ご覧のように国立文化会館らしからぬ展示だが、写真にもある特異な人物像を描くSava Sekulic と絵物語みたいなところがある Ilja Basicevic Bosiljの作品が特に面白かったので、何か書いた物はないかと聞いたら、薄いが写真が大きいきれいなカタログをくれた。「太っ腹だなー」と思ったら今月20日までで余っていた模様。

それによるとSavaは1902年生、Iljaは1895年生で、ともに60歳になってから絵を描きだした。当然二人ともとっくに鬼籍入りで、アウトサイダーアート(あるいはArt Brut)界では有名みたい(名前で画像検索したら色々絵が出てきます:例えば下の写真)。 どういう動機で描き始めたのか作家の人生を知りたい(アウトサイダーの場合はその辺が面白い)のだが、それに関しての記述はなし。共産国(旧ユーゴスラビア)ならではイニシャティブがあったのかもしれない。ほぼ期限切れニュースなのでこれまで。

展示作品でもある Sava Sekulic の「少女天使」

Ilja Basicevic Bosilj「マルコ王子と三頭のアラビア人」

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