2014年7月29日火曜日

カプーアとバイヤーズ

Le vendredi dernier le blog espace-holbein que je consulte de temps en temps m’a rappelé de l’exposition d’Anish Kapour et James Lee Byers. J’y suis allé la voir le dernier jour. 
Je laisse regarder aux lecteurs francophones ce blog, parce qu’il est tout à fait exhaustif. En fait, l’auteur a fait la copie collée de l’info fournie par la galerie, ce qui est assez rare de sa part. Quant à mon opinion infime, il vous suffirait de demander à vos amis japonais. 

先週の金曜、私が時々参考にするフランスの美術ブログを見て、アニッシュ・カプーア Anish Kapoor とジェームズ・リー・バイヤーズ James Lee Byars の画廊での展覧会の最終日であることを知らされた。写真の内蔵血管のような巨大彫刻が面白そうなので早速見に行った。

カプーア日本語ウィキは昔は出身地のインドの宗教儀礼を強く思わせるピグメントで覆われたシンプルな形状の象徴的オブジェで有名になった。その頃はそれほど関心を持たなかったが、美術館の中に我々の視覚を裏切るような不思議な穴(空洞)を作ったり、最近は超ハイテクの金属や樹脂を使った作品など、見るたびに驚かせられることが多くなった。例えば去年のディナモ展。(グラン・パレの大空間を一人で使ったセンセーショナルのインスタレーションは残念ながらパリにいなくて見過ごしました)

一方バイヤーズは大理石や金で球体とか円盤、リングとかの純粋な幾何学体をつくる、何が良いのか私には全く理解できない作家。32年デトロイト生まれで、58年から68年まで日本在住、神道に非常に影響されたと思っていた(一般にそう言われていて、時々質問を受けて困る)が、画廊のパンフレットではエジプト文明、実際97年にエジプト、カイロで亡くなった英語ウィキ

そういえばこの二人を並べる展覧会はすでに見た。2年前ニースの現代美術館で。その時はイヴ・クラインも含めての3本立て、やっぱりマテリアルからのアプローチ。バイヤース、クライン、カプーアの順で静から動、その時のカプーアの大作は、限りない完璧をを追うごとくワックスを常に球体に削ぎ続けるインスタレーションだった(下写真美術館サイト。ニースの展覧会では各人が別空間だったが、今回の画廊の展覧会はカプーア自身が展示作品を選び、ご覧の様に作品の対話が試みられている。

私は概して「宗教も美術も同じようなもの」と思っているが、バイヤーズにしても、今年グラン・パレで大人気だったビル・ヴィオラにしても、明らかに古代文明や旧約聖書的をリフェランスとした世界を見せられると全くこちらの想像力が働かなくなる:つまり苦手(>嫌い)。私は苦手科目の克服はしませんのでこの辺で。

展示作は前述のブログ espace-holbein で写真満載で網羅されているのでご参考に。普通は私見も書いてあるが今回は完全に画廊パンフのコピペです(ずーっと記事がなくて急に幾つも書いてあったので、著者は忙しい勤め人、やっとバカンスか?)。

しかしこのkamel mennourという画廊、こんな美術館級の展覧会を、かつカプーアを引きこんでできるなんて。十余年前はまだごく小さな画廊、オーナーはパリ郊外の母子家庭で育ち、財産も他に職業があるのでもなく、直接有名アーティストとコンタクトしての「手腕」で美術業界の梯子を一気に駆け上った。こういうアメリカンドリームみたいなのもフランスでもあるのですね〜。しかし美術ってそんなに儲かるのか? オーストラリアのギャンブル王の方が私には納得が行くのだが、、、。
Ceci était au Musée de Nice en 2012

「美術、女、お金」のカクテルがテーマのミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq)日本語ウィキのゴンクール賞(既に4年前)を取った、日本語訳もある La Carte et le Territoire(地図と領土)を読み出したのだが、これがつまらなくて、、、我慢して百ページは読もうと思ってるが、「こういう小説って、数十年経ったら21世紀初頭の時代研究という歴史家的興味しか残らないのでは」というのが70ページまでの感想です。


2014年7月27日日曜日

ジェームズ・ティエレのラウル

火曜日ジェームズ・ティエレ(James Thierrée) を観に行って Quartier d'été の印刷プログラムを貰って先日前回投稿の謎がとけた。この公演予定、張ってるはずの私が見過ごしたのではなく、公演前まで出し物は「ミステリー」としてアーティスト名も明らかにされず、それでも「企画を信用して前売りで買えば割安20ユーロ」という変わった趣向だったのだ。まあプログラムをあらかじめ貰っていたら、ジェームズ君の顔はないとしても写真と文章から彼のことを知っている人ならわかっただろうが、、、。観劇翌日の水曜日に空席状況を見たら完売だった。公演初日の土曜に気がついたのは 幸運だった。

さて出し物の"Raoul"、ラウルは閉じこもり青年で、写真のごとき、パイプをたてたテントみたいな牙城に閉じこもって住んでいるが、彼の分身がその殻から外に出そうとする。彼の分身:はじめはよく似た俳優を見つけたものだ、兄弟役かと思っていた(台詞はない)が、どう見てもジェームズ君自身で一人二役、つまり一人芝居で、芝居をしない替え玉俳優と場面場面ですり替わる。その構成は見事だ。彼の動きはダンスとアクロバットの中間みたいなものなので一人二役の「体力」は相当なもの。入れ替わりを使い、それからお母さんのヴィクトリア・チャップリン5/19紹介の舞台のような「奇怪な生物」(装飾は彼女が担当)を登場させて、うまく身体に「休憩」を入れていた。何しろ1時間半、かつアンコールにも余裕で演技をしたり、歴代の「芸人サービス精神」満点だった。

だから十分楽しめたし、期待は裏切られなかったが、すごい感動はしなかった。多分その理由は一人芝居の制約がある。これは見る人が見れば一層面白いのだろうが、私は大昔テレビ中継で観てショックを受けた La Veillée des Abysses これも5/19紹介 の出だしの、ソファーに座った数人の不思議な所からや首が出たり消えたりする絡み合いがあまりにも斬新でビデオ参考:あれがやっぱり生で観たい。それからテーマのラウル君の目覚め、解放されるプロセス(これは私の単純解釈?で、ジェームズ君の言葉では「この劇では、孤独はその鏡像に豊穣と群衆があり、その群衆はそれを構成する特異な部分部分の中に、自由、出会い、逃避の渇望を隠している」)がもう一つしっくりこなかった(だから訳もほぼ直訳でぎこちなくなりました)。
私はよく社交的に見られるが、実際にはパン屋で注文した一言以外誰とも何も話さないようなこともしょっちゅうな、普通の人にはおそらく想像できない孤独な存在。 ラウルが解放されるのに感動した一般観客と逆に、ひょっとしたら私はラウルの分身の揺さぶりに自分の殻を厚くして心的防備をしたのかもしれない。だから私も少しはマトモになりたいと、肘がすべって肘がつけない、膝がすべって脚が組めないジェームズ・ティエレの得意(特異?)芸を一人で真似して遊んでいるほどの、正真正銘の「馬鹿者」なのです。

2014年7月19日土曜日

価値ある「パリの夏の催し」緊急速報

Mes recommandation : Demain à 20h30 Oncle Ben au parvis de l'Hôtell de Ville (fnac live), James Thierée à l'Opéra Comique jusqu'au 25 (Quartier de l'été), et Musée des Arts Forains pendant juillet-août

折角パリに夏の暑さが戻って、大きな海水デッサンをしたいところだが、紙がなくて「失業」状態。なんか面白くないなーと例年ある夏の催しの Quartier d'été のサイト(英語もあり)を開いたら5月19日に紹介したチャップリン家の孫のジェームズ・ティエレ James Thierréeの写真がトップに飛び出して来た。ええ〜である(彼の公演情報はその時にもチェックしたはずだったのだが)。25日まで。もう席はなかろうと思ったが、不思議や不思議に沢山残っていて*、前から5番目の列が取れた! 本物を見るのは初めて(数年来の夢)だし、嬉しい。何も考えずに買ったが、出し物は写真の "Raoul" 。前回の彼の両親の公演の時の反省から私は見ませんが、抜粋ビデオはこちら

それから市役所前広場のFnacの主催のコンサート、明日、顔は可笑しいが歌はうまく、フランス人には珍しいノリのあるソウルのOncle Ben。この名はフランスでよく売っているUncle Benという「お米」のもじり。私が知ったCDデビュー時はOncle Benという名に笑ったが、商標権に問題があったのか(?)最近は Ben l'Oncle Soul で通している。写真の様に2年前名古屋の地下街にもCDが並んでいたのでびっくりしたが、ちゃんと日本での紹介サイトもありました。


それから、これはもう昨日行ったが、Musée des Arts forains これは何と訳すのだろう、サイトの写真を見てもらえば一目瞭然、昔の遊園地の博物館で19世紀に遡るのメリーゴーランドとか、今の「子供」を対象とする「遊園地」というイメージではない、大人を相手にした幻想的装飾など、昔の「遊技場」(?)の様子が再現されている。
これらは何と個人のコレクション。俳優だったファヴァンさんは趣味が高じて「骨董屋」となり、イベントなども行うようになってどんどん拡大した。何せコレクションがコレクションだから場所がいる。私が初めて知ったのは90年頃にパリに南接するジャンティイの工場地を倉庫兼アトリエ(修復もする)にしていたときにオープンドアが一度あり、たまたま行きあわせて大感動した。そのとき話したおじさんはファヴァンさん自身だったかは覚えていないが、「ここも狭くなって、引っ越し先を探している」と言っていた、、、そして90年代後半にベルシーのかつてのワイン問屋・倉庫街という、ノスタルジックでこの博物館にぴったりの場所を見いだした。それ以来も私は2、3回行っているが、古い装飾やメカを修復しつつ、新しいテーマホールをオープンし、行くたびに大きくなっている。何せ今や5000平米も敷地があるのだ。
この不思議な自動人形はまだ動かない

ここを特筆しているのは年中空いているのではないから。一般公開はクリスマス付近だけだったと思ったが、この7、8月は開館中。フランス語のガイドツアーのみ(要予約)。かつ解説が意外に聞き取れなかった(最近頭の調子がオカシイのに加え、色々見るの集中して耳が疎かになるということもあだろう)。まあ全然解らなくても十分楽しいと思う。入場料(16€)高く感じるかもしれませんがその価値十分あり。メリーゴーランドに乗ったりやゲームができたりもします。そんな様子を伝える動画もありましたのでご覧あれ(随分賑わっているので何かのパーティーの時の撮影かも?)

* 通常なかなか席がないのは、最近のシアターは年間会員制度(シーズン前にすべて予約)が大きなシェアを占めているからではないかと思う。これは私のような計画性のない人間には不可


 

2014年7月15日火曜日

パリ炎上



7月14日革命記念日の出し物は何と言っても「パリの花火」。ラジオのニュースで「今年は初めてエッフェル塔から花火が撃たれる」と言っていたので、混雑するエッフェル塔下の公園や対岸のトロカデロを避けた穴場はないかと、地図、そしてグーグルstreet viewを動かして考えた。そして出した結論はパッシーとラジオ・フランスの間の河岸、street viewである箇所からはエッフェル塔がばっちり、かつ我が家からは郊外線で直通という便利さ。
この時間にしては例外的に込んでいた郊外線列車も、ほとんどの人はアンバリッドで下車、ケネディー大通り駅に到着してみると、花火開始間近というのにあまり人はいない。かつ河岸高速道路が遊歩道になっているので、2年前に行ったエッフェル塔下の公園に比べるとがら空きで、皆さん道端、路上に座ってお酒を飲んだりしている。(ここは「メッカ」と違って監察がないのだ:2012年の記事参考
というわけで写真の様に良く見えました。

但し花火の「振り付け」はトロカデロ、エッフェル塔の軸で見るようになされているのでエッフェル塔の両側に連続して撃たれる花火もいつもその軸の垂直側。他の場所から見ている人への配慮が少しはあってもいいと思うのだが、、、。

穴場を教えたようになりますが、、、実は花火はエッフェル塔だけから撃たれるのではなく、例年通り多くの花火は当然ながらトロカデロ下の噴水公園から撃たれたので(写真左側)、普通だとここでは欲求不満になるでしょう。

そして前述「初めてエッフェル塔から、、、」は実は「2000年以来初めて」でした。確かに2000年の式典でエッフェル塔から両側に翼の様に広がる花火の写真はよく見る。特等席で見るとどうだったかは、エッフェル塔に文字が書かれたり、LEDを装った人間が現れたり、、、「振り付け」はビデオで見られます

でもやっぱり花火の光と煙と爆音は本物でないと。パリが炎上しているようにも見えるが、昨晩のテーマは「戦争と平和」、パリ祭の花火は平和そのものだが、近隣の国々でも本当の戦火が飛び広がっている。地の果てには今まで平和を享受して来たのに国民を戦争に送ろうとしている国もあるらしい。ひょっとしたら私の世代は稀に見る「戦争を知らない♫老人たち」になるかもしれない。

そんな悲観は忘れ、「平和老人ボケ」ついでに今晩プロジェクターで花火ビデオ見ようかな〜? アトリエは一昨日のサッカーの夕べのままなので、、、。実は私は花火もエッフェル塔も大好き、生まれ変わったら「パリの消防士」?(フランスでは消防士さん、カッコいいと人気があるのですよ〜 江戸の火消みたいな感覚か?)




2014年7月14日月曜日

記憶ゆらゆら Ma mémoire flanche...

Depuis hier je ne m’arrête pas surprendre les amis aussi bien que moi-même.

D’abord hier, en parlant avec M qui est arrivé le premier à la soirée foot (dîner + projection vidéo dans mon atelier), j’ai remarqué que madame H n’était pas venue à mon expo. Sidéré, il m’a répondu « Eizo, tu m’as dit toi-même l’avoir vue à la galerie ».  Je ne m’en souvenais pas de tout, mais finalement, après quelques minutes de la reconstitution de mon temps perdu, j’ai réussi à me rappeler ce fait.

Puis O, un photographe qui est venu de Kyoto, il nous a parlé « Kyoto a commencé le festival de photo comme Arles, on fait de nombreuses expos dans la ville ». « Oui, je connais, j’y suis allé », « Quand es-tu venu ?  Il se passe au printemps, j’ai eu une exposition dans ce cadre »  « Je pense que c’était en automne, donc dans une autre occasion, peut-être… »  Ce matin je me rappelle avoir vu son exposition bel et bien, elle était sur le thème de Uzumasa, la Cinecittà japonaise. 


Ce midi, parlant sur la Coupe de Monde, Y a fait sa remarque « Pourtant l’équipe de l’Allemagne n’a pas brillé contre la France »   « C’était quand ? »   « Mais la France a été éliminée par l’Allemagne ! »   « Je me demande si j’ai vu ce match … »  En fait je l’ai vu et j’ai commenté qu’il était ennuyeux sur ce blog le vendredi 4 !

Alors, ma mémoire commence à fuir dramatiquement. Vous me tolérerez, quand je vous dirai des choses bizarres prochainement. Par ailleurs, on me demande comment s’est passée mon exposition. Elle est déjà à l’horizon de mon oublie… Si, si, je me souviens que beaucoup de monde est venu au vernissage. De plus je n'avais pas vu certains d'entre eux depuis les années. Les retrouvailles et les nouvelles rencontres, tout cela était très sympa.

 
昨日からショックの連続

昨晩夕食+サッカー観戦(ビデオプロジェクターを使ってアトリエで)に来たMさんに「Hさん展覧会に来なかったなー」と言ったら、「坂田さん、会って話したと言っていたよ」と唖然とされた。全然覚えがない。よくよく考えこと、数分、確かに初日の午後画廊で会ったことを思い出した。

同じく京都から来た写真家のOさんが「最近は京都でもアルルに似せて写真祭をしていて」、「あー、見ましたよ」「春ですよ、私も展覧会していたけど」「秋だと思うから違うとき?」 今朝になってOさんの太秦撮影所を写した個展を思い出した。

そして今日の昼、サッカーのことでYさん「ドイツはフランス戦ではあまり冴えなかったよね」 「それいつのこと?」 「だってフランスはドイツに負けたじゃない」 「見たかなー?」 しっかり見ていました、ちゃんとブログに「つまらなかった」と4日書いている。

ちょっと危ない、こんな状態ですので、また変こと言った時は鷹揚にご対処ください。「展覧会どうだった?」てよく訊かれるけど、実はもうほぼ忘却の彼方で、、、 でもオープニングは大勢の人で賑わって、何年も会っていない人が来てくれたりして楽しかったことは覚えていますよ。

2014年7月12日土曜日

Marianne sur la puce


Ça y est enfin, j'ai eu la nouvelle carte de résident hier ! 
Avant, le renouvellement de la carte de 10 ans a été hyper simple, une simple formalité. Mais cette fois, à cause de l'intégration des empreints digitales, ça  traînait ... 
J’ai commencé la procédure au mois d’août dernier, j’aisfait la queue devant le Commissariat de Police deux fois (en octobre sous la pluie et en février au froid) pour obtenir un récépissé, puis j’ai laissé expirer récépissé, parce que j’en avais marre de perdre une demi-journée chaque fois. Par contre, l’accueil du Service de la Préfecture a fait un grand progrès : il répond gentimment et correctement à nos questions par mail !  Ainsi on m’a confirmé que « la convocation (que je recevrais) ferait office de prolongation de validité du titre sur le territoire français ». Fort heureusement, grâce à ce volume de papiers tous attachés dont je ne peux pas porter sur moi, j’ai évité la perte (ça j’en ai déjà parlé le 19 juin).
 
Et voici, la nouvelle carte : elle est plus petite que la CB, tellement petite que j’ai peur de la perdre. Je me suis imaginé qu’il y aurait une grande empreinte digitale de mon pouce sur celle-la, mais j’y ai trouvé Marianne sur la puce. C'est de saison ?

やっとのことで昨日新しいレジデントカード(10年間滞在許可書)が手に入った。何と11ヶ月もかかった過程については何か触れましたが、、、(2/16など)
ドラクロワのマリアンヌ
今度のカードはすごく小型、クレジットカードよりも小さくてなくしそう、、、(実は警察署でも変な忘れ物をして2回も行ってしまったが、今日は仏作文で疲れたのでこのことはまた今度) 
ともかく時間がかかったのは「指紋」の為なので、大きな親指の指紋でもカードにあるのかと思ったら、何故か顔写真が2つ、そしてマリアンヌがチップに刻んだった! 季節柄かな〜?(パリ祭=革命記念日は明後日。マリアンヌは民衆を率いる革命の女神です)

2014年7月10日木曜日

Ceci n’est pas un chat

Je me suis servi de cette photo de dessin pour l’invitation. Lors de l’exposition, j’ai découvert que de nombreuses personnes voyaient là UN CHAT : à force, je commence à y voir les yeux et le museau, même si certains me disaient que c’était une vue du dos ! 
 
Le ciel me suggère-t-il qu’il vaut mieux dessiner des chats que des fleurs ?  Désolé, je ne sais pas dessiner les chats.

今回の展覧会で写真のデッサンを案内状に使ったが、この写真を見てこれが猫だと思った人が多いことを知った。何たることか、、、。そういわれてよく見ると眼とか鼻が見えないこともないが、後ろ姿だと言う人もいて、、、
「花より猫にしなさい」という天のお告げだろうか?
何れにせよ私は猫は描けない

2014年7月7日月曜日

サルコジが戻ってくる 1年後のパート2

4日(「サッカーvs...」)に書いたサルコジ前大統領の拘留尋問の起因は、3月12日の事件発覚時に書いているが、ここでは私の「楽しい憶測?」を挟まず簡略に復習をすると:

事の起こりは「ベタンクール事件」。サルコジの2007年の大統領選挙における政治資金を、仏化粧品大手ロレアルの創業者の娘リリアン・べタンクール夫人から、高齢で判断力が衰えているのにつけこんで、多額の資金を引き出したという、考えられないような嫌疑(但しサルコジ君の行動は考えられないようなことばかりなので、、、結局これは不起訴が成立)。 
今回の事情聴取は「ベタンクール事件」の捜査状況を、担当の最高裁検事から、モナコ公国の要職を得られるようサルコジが便宜を図ることを見返りに(実際には成功しなかった)、不正に取得したと見られるからだ。
この情報不正取得は職権乱用や収賄(それぞれ5年,10年の禁固刑)にあたるという重大な容疑である。
かつこのことが発覚したのは、当局が数々の疑惑のあるサルコジ前大統領と彼の顧問弁護士との携帯電話での会話の長期にわたる「異例の盗聴」からであった。

サルコジ君はこういう逆境に燃えるタイプ。拘留を解かれた2日の夜8時のテレビ番組にすぐさま出演し、「私を辱める意志がある個人攻撃」と反撃。加えて、事件担当司法を非公正となじった。

野党UMPの度重なる財政スキャンダル、その原因はサルコジの選挙資金なのだが混沌の禍中で逆にサルコジ復帰の声がますます高まりつつある中での出来事、彼の政治失脚どころか、サルコジ派の巻き返し作戦に火がついてしまった感がある。彼および彼のファンにとってはすべての事件は政府の「悪企み」、サルコジは無罪の犠牲者との単純明快な論理。これが一般国民に通用するかどうかははなはだ疑問だが、毎回繰り返して言うが、在職中から「私から見ると考えられないような大失態をプラスにする」のがサルコジの恐ろしいところで、、、(確か3月の事件暴露後にも人気が上がったと思う)

今日は「法律用語の正しい翻訳を」と思いつつネット検索して発見した日経ビジネスの「ニュースを斬る」を大いに参考にさせてもらった(一部引用。この渡邊啓貴氏の記事の方がずっと詳しいです)。氏は「サルコジ時代は終焉」と常識的に判断しているが、不況の慢性化、オランドの超不人気、野党内リーダー間でのいがみ合いの中、サルコジの不思議な能力にはまだまだ油断できないと私は思ってる)

ちょうど1年前に「サルコジが戻ってくる!」との不安な記事を掲載していたが、これはそのパート2。同じドラキュラの写真を使いましょう。

ところでアメリカはメルケルに携帯を盗聴していたけど、サルコジはしてなかったのかな?そうだとエゴ肥大症のサルコジ君にとっては本当の「 辱め」、きっと傷つくよ〜



2014年7月4日金曜日

サッカー(続)

フランス・ドイツ戦はつまらなかったな〜。アウトサイダーのフランスがもっと仕掛けなきゃ、、、。
「準々決勝、他の三試合は見られない」と書いたが、ブラジル・コロンビア戦何故か放映中。今朝の実況プログラムではなかったはずだけど、、、。私のような「仏独戦」欲求不満組を満足するためか? まあともかくレベルが違う(ブラジルもやっとやる気になった?)。結局フランスはくじ運が良かった(予選リーグ内のランキングの最強がスイスだった)。

フランスチームの実況も最初は準々も準々々も最初は番組表にはなかったが、勝ち進んだので放映された。つまり予想視聴率次第で変わるようだ。

サッカーファンの私の、サッカーへの悲観に関しては旧ブログで、2009年11月仏チームが南ア行きの切符を手に入れたときに書いていました:「これがゲームというものさ」とその翌日の「金が因果の世の中で

 

サッカー vs サルコジ

さて、展覧会の成果を書くべきなのであろうが筆が、というより気が進まず、サッカーのこともサルコジのことも最近の展覧会のことも書かずに日が経ってしまった。

やっぱり今日も気が進まないのでサッカーのことでお茶を濁そう。

今年のフランスチームはヨーロッパ予選をやっとのことで落ちこぼれずに済んだものの 、何処まで行けるか頼りないものだった。それが今晩は準々決勝でドイツと対決する。

私はサッカーが好きだ! 実はフランスで20年前にそんなことをいうと「これは全くのノー足りんか」とぎょっとされるものだったが、、、98年のジダンが率いたフランスチーム優勝以来、何故か大勢の人がサッカー好きとなり、今や大統領もエリゼー宮でサッカーを観戦する時代となった(世論対策:ただの人気取りだと思うが)。
しかし私はというと、サッカーがますます「金儲けの機械」になるに従ってサッカー離れを余儀なくされてきた。というのもサッカー中継のほとんどが民放ケーブルTVに取られ、契約なしでは見られない。今回のワールドカップでも我が家のTVで見られるのはフランスチームの対戦以外は僅かに限られている。例えば準々決勝の他の3試合は見られない。まあ見過ぎにならなくていいのだが、不思議なのは普通のニュースが大幅に減って「ワールドカップ討論会?」番組が花盛り。見てない試合の解析されてもしらけるというか、全く楽しめない(ゲームのビデオもないし)。この状態を一蹴してくれたのが月曜夜から火曜に渡るサルコジーを「拘置」しての検事による不正行為容疑の喚問取調べ。そして水曜にはサルコジが夜のニュースで反論。内容を丹念にフォローしなくても「政治」番組が楽しめるのは何故だろうか? サッカー選手は今や金で買われる傭兵と化したが、それに比べ政治家の方は自分の欲望を見せ隠ししつつ「悲喜劇」を繰り広げる「人間味」があるからかも。

昨晩はサッカーかサルコジかとTVをつけたら両方ともなし。それが何と1982年のワールドカップでの仏独戦をやっていた。これ、私はサラリーマンを辞めてブラブラしていた頃だから見てます。プラチニ、ジレス (写真右)などが活躍しフランスが優勢で、延長戦で一時3:1となって優勝と思われきやドイツが追いつき引き分け、ペナルティ合戦でフランスが負けた(長丁場と知っているので流石に私はハーフタイムまでで止めました)。かつドイツのゴールキーパーの暴力的突進でフランス選手が失神したという有名な「因縁試合」なのだが、、、。何なんだろうな〜、今晩の対戦を前に今更「復讐」意欲を煽るようなこんな試合を放映して、、、(私は純然たるサッカーファン、試合が面白かったらいいので、どこの国でも応援するし、どこの国も応援しない。だからバーなんかで大勢と観戦するのは苦手:いいプレイがあると相手国であろうと歓声を上げてしまうので)

サルコジ君のことはまた書くでしょうが、今の起訴の起因は3月の「サルコジ疑惑のカウンタ・ブロウ」をご参考に。

実は昔のヤフーブログが閉鎖されて以来、昔書いた記事のリンクを再度し直すはめになって、これが膨大な仕事で、、、記事が関係する折にすることにしています。ジダンの記事のリンクもしようと見たら彼が「頭突き」で引退した2006年7月初旬には(恥ずかしや〜)一杯書いてました!!!