床にも糸線模様、全体が大インスタレーション? |
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アートだけではありません。35年以上も住んでしまったパリから、役立つ展覧会案内、アトリエの日常生活、旅日記、それにフランスの政治社会問題など、色々とりあげる、美術作家、坂田英三の正直な主観的ブログです。 C'est un blog d'Eizo SAKATA, un artiste-plasticien japonais de Paris. Les articles sont quelquefois écrits avec son français : cliquez "bilingue" sur la colonne de droite.
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これは初めての経験の海水ドローイングデモ。作品、他の写真はこちらを |
「エルバ島はどうでしたか?」ときかれると、7月21日以来3週間もいたもののどう答えていいやら困ってしまう。というのも私の今回の滞在は一ヶ所集中、ほぼ100%イタロー・ボラーノ美術館にいて、島のことあんまり知らなくて〜。島一番の観光名所のナポレオンの家も行かなかったし(美術館から近い別荘は散歩で行ったが休館日だった)、かつ車で連れて行ってもらうと自分で探して行くのと違って印象薄い気がする。かつ「連れて行ってもらったところ」もほとんどは「浜辺」だからなー。エルバ島はシシリア、サルジニアについでイタリア第三の広さの島、だから浜辺はいっぱいあって、子供の頃から島に来ている企画者のBさんも行ったことのない浜辺もざらにある(というか知らないビーチを開拓するよりお気に入りの浜辺にハマってしまうものだ)
では美術館のレジデンスはどうだったかというと、なんと言っても蚊と暑さに悩まされた(笑)。以上非常にネガティブに聞こえてしまうだろうが、いつもにましてなかなか良い作品が生まれたのは周りからのバックアップが良かったことの証。
ただのデモンストレーションでも秀作が生まれたし:パーフォーマンス中の写真もあるデッサンブログ見てください
ところで島(海岸)に住む人はどこでも日没が好きな気がする。
難しい話をしているとは思えないのに何もわからなかったな〜。やっぱり少し勉強しないと |
岩盤海岸からの夕日 |
昨夜パリに戻ったのだが、バカンスのピークでお店は閉まってるし、一番の移動頼りのメトロ14番線も工事中だし、帰ってきたのを一瞬後悔。そんな中、今年は旬が早いのか「我が愛するミラベル」(参考投稿)はもう安くて美味しかった〜:これはエルバ島ではないからなー。それに我が地下アトリエは断然快適で、島の暑さを蓄えた肌だけが熱っている。
これが私の野外アトリエ。左に住居あり |
先週金曜からフェスティバルが始まってパリから他のアーティストも来ているのだが他の人は家族連れのバカンスで、、、私は他所でも展示できる作品も作ろうなんて思っているのでいつものように孤独に過ごしています(笑)。私はほぼボランティア活動、有給はないし、もらえるはずのフランスの造形芸術基金からの援助金も全然届かないし、来る前に日本へのフライトも買ったしで「おバカンス」は他の人みたいにできないけど、実際外出する気も起きないほど暑い!!!
写真はfbで紹介したのでそちらをリンクします。
Italo Bolano (https://www.facebook.com/Fondazione-Italo-Bolano-ETS-109859354830398) と
私の野外制作テーブル
*注:後で奥さんに聞いたら「買うのなら生前にしろー」と怒っていた。「絵を一枚や二枚売ったからって新しい美術館はたたないし」とのこと
エルバ島のローマ遺跡。ともかく暑くて日向恐怖症になりつつあります |