土曜に首相が予告どおりの「禁足令の2週間延長」を告げる記者会見があったのだが、これが専門家を従えたもので、ちょうど私がラジオを入れたときに首相に紹介されたパリの病院の感染医科チーフの女性が話すに「わかっていることもありますが、謙虚にいろいろ知らないことが多いことを認めなければなりません。ウィルスが生活環境に存在するか、空気中あるいは物の表面で長い時間生きているのかわからないのです」
私はびっくり。「空気中 (dans l'air)!?」 私の「ゆるいルール」はウィルスが空気中を漂っていることは全く前提にしてない! 慌てて調べてみたら、ウィルスが微小粒子にくっついて浮遊し肺に入って重体になるという説もあった。これだと私の防御はお手上げだー。そしてこれが空気の悪い武漢で大爆発して東京で拡散してない理由の一つだとか。う〜む、私がパニクった割には世間は静か。また武漢の住民が大気汚染で呼吸器系にダメージのある人多いからと考えるの方が納得しやすいので、微粒子説の可能性は否定しないものの感染路としてのパーセンテージは極めて低いと勝手に判断(そうでないと生きていかれない)。
ところでこの説で「東京」が引き合いに出されたのは、学校閉鎖以外28日の外出自粛まで何の対策もされず、人々が街にくりだしていた日本で感染が爆発していないのが「世界の謎」だからだ (前回のグラフを見て欲しい)。もちろん日本人は握手も挨拶キスもしない。社会的身体距離も西洋より大きい。でも都市人口は多いし、密集度は高いし。この世界を脅かすヴィールスの猛威の防波堤はただの文化差と衛生感覚だけ?と私も不思議で仕方がないのだが、今日「ヨーロッパの謎」も発見。それはポルトガル。大惨事の隣国スペインの犠牲者6733人に対しまだ119人(記事は3/28付)。ポルトガルにも「蟄居令」は出ているが、罰金も外出許可書もない。同国コスタ首相によると「ポルトガル人は規律正しいから抑圧措置は不要」 おお〜!
このウィルスが猛威を振るった後には規律の正しい国民ばかりしか生き残らないとすると面白くなくなるなー。だからもう、、、てことはありません。まだもう少し生かせてもらいたい。
注意:だから日本は安心なんてことを言いたいのでは全くありません。十分警戒してください。
今日も晴天。いつもはげている公園の芝(?)がシロツメクサで覆われていた |
情報ソース:
仏首相の会見全編1時間、引用は11分目あたり:https://www.youtube.com/watch?v=VkdbuSv3N-k
微粒子説:https://www.francetvinfo.fr/replay-radio/le-billet-vert/le-billet-vert-la-pollution-facteur-aggravant-du-coronavirus_3858499.html
ポルトガルの謎:https://www.franceinter.fr/emissions/les-histoires-du-monde/les-histoires-du-monde-30-mars-2020?utm_medium=Social&utm_source=Facebook&fbclid=IwAR06hixCflEAcZ5SZrDL_xI8WALjE3-pGIvG4VH8J5V5KfzUIUyOOHi_a0o#Echobox=1585543634
前記のフォロー:
23日に書いた朝市は、青空も屋内もその翌日から禁止になり、26日の家庭内暴力は29日に禁足前に比べ32%増加と発表された。