アートだけではありません。35年以上も住んでしまったパリから、役立つ展覧会案内、アトリエの日常生活、旅日記、それにフランスの政治社会問題など、色々とりあげる、美術作家、坂田英三の正直な主観的ブログです。
C'est un blog d'Eizo SAKATA, un artiste-plasticien japonais de Paris. Les articles sont quelquefois écrits avec son français : cliquez "bilingue" sur la colonne de droite.
Résumé : Hier matin, dès que j'ai vu le ciel bleu. Je me suis dit : Il ne faudra pas rate ça ! Je me suis donc précipitée pour voir la grande installation de Daniel Buren et Pistoletto. Car, avant-hier, j'ai écouté Daniel Buren interviewé à la radio à l'heure du déjeuner. En fait il présente son travail toujours à la manière excellente. Sur place c'est ni plus ni moins que ce que l'on imagine : il me fait toujours marcher par son discours et par les photos :)
それが昨日は起きたらすぐ青空が見えた。「今朝を逃したらもうないか!」といそいそ出かけたのがダニエル・ビュラン Daniel Buren(日本語ウィキ) とピストレットPistolettoの二人の大インスタレーション。 というのも一昨日のお昼にダニエル・ビュランがラジオのインタビューを受けていて、なんかとても素晴らしそうだったから。かつ午前中、色ガラスから陽光が差し込むのを見計らっていくに越したことはないとわかったから早速行ったけど、ダニエル・ビュランさん、話にユーモアもあるし、いつも本当にプレゼがうまくて、彼のコンセプトのinsitu(場所特有の空間芸術)の現場に行かなくてはと思わされる。しかしその現場に行って感じたのは「こんなもんでしょ」。つまり想像した以上でも以下でもない:従って想像力ある人は行く必要がないでしょう(笑)
自分の展覧会があると「滞在許可書」どころか人の展覧会になかなか気が回らなくなる。金曜に自分の個展が終わって早速いったのは Galerie Lelong の Richard Tuttle, David Nash, Barthélémy Toguo という三人の有名アーティストの展覧会。
その中で82歳のRichard Tuttle、たゆまぬ開拓精神旺盛で光っていた。細長くて写真映えもよくないが、何がいいかと言うと、、、一番は私に「もっと頑張らなくっちゃダメよ」とはっぱをかけてくれること(笑)Les presses du réel という出版社サイトの作家紹介文がよく的を得ていたのでDeepl Traductionで自動翻訳しましたのでご参考に:
Richard Dean Tuttle リチャード・ディーン・タトルは1941年ニュージャージー州ラーウェイ生まれ、ニューヨーク在住)。最も特異な現代アーティストの一人。彼の作品は分類を逃れ、彫刻、絵画、ドローイング、インスタレーション、版画の境界を曖昧にする。1965年にニューヨークで初めて個展を開いて以来、リチャード・タトルは非常に自由で型にはまらない、常に進化し続ける活動を展開してきた。ミニマリズムの極端な厳格さから逸脱した彼の彫刻は、その素材や構成においてある種の脆さを帯びている。タトルは、オブジェや空間との関係に対する私たちの理解を変え、彫刻の概念を微妙に再定義することに余念がない。リチャード・タトルは、様々な素材を巧みに使い分け、厚紙、金属、木、紙、テキスタイルが詩の言葉や楽譜の音符のようになるような個人的な語彙を展開している。彼の彫刻は、参照や解釈がないことも特徴である。