他の作品もインスタ写真ではわかりにくいのでコメントを加えると:
金属製のカエデの種の螺旋(一部) |
これが時計の針のピン立ての作品(一部) |
先日見た下にリンクしたサウジのZahrah Al Ghamdi(b.1977)といい、40歳代の素晴らしい女性作家がいるのですね〜。二人とも今までよく知らなかったけど、シンプルで鋭い。感心するばかり。(注:アラブ文化会館の展覧会は彼女以外は私には面白くなかったです)
アートだけではありません。35年以上も住んでしまったパリから、役立つ展覧会案内、アトリエの日常生活、旅日記、それにフランスの政治社会問題など、色々とりあげる、美術作家、坂田英三の正直な主観的ブログです。 C'est un blog d'Eizo SAKATA, un artiste-plasticien japonais de Paris. Les articles sont quelquefois écrits avec son français : cliquez "bilingue" sur la colonne de droite.
他の作品もインスタ写真ではわかりにくいのでコメントを加えると:
金属製のカエデの種の螺旋(一部) |
これが時計の針のピン立ての作品(一部) |
先日見た下にリンクしたサウジのZahrah Al Ghamdi(b.1977)といい、40歳代の素晴らしい女性作家がいるのですね〜。二人とも今までよく知らなかったけど、シンプルで鋭い。感心するばかり。(注:アラブ文化会館の展覧会は彼女以外は私には面白くなかったです)
アンドレ・ブルトンの「シュールレアリズム宣言」発行100周年に因んでポンピドーセンターで大規模な展覧会が始まった。その名も単に「シュールレアリズム」、副題はSurréalisme d'abord et toujours「まずは、そして常にシュールレアリズム」とでも訳そうか。
真ん中に「シュールレアリズム宣言」の本があって螺旋形にぐるぐるとテーマ別(つまり時系列ではない)に展示ホールを巡る。テーマは夢とか化け物とか夜とか、まあシュールレアリズムならそうでしょうという感じで、ポンピドーセンターとパリの近代美術館の持つコレクション、特に写真とドローイングがこれでもかというほど並べられている。そしてフランス国外からも私が何十年も見ていなかった代表作が来ているのでしっかり紹介を!
ということには私のブログはならない。というのも私以上の専門の方々が色々書いてくださるに決まっているから(笑)
そこで今日はですね〜、2年前のヴェニスのビエンナーレの女性シュールレアリスト展に続き(その時の投稿)、こんな人知らなかった(あるいは記憶から消えていた)というビエンナーレにいなかったと思う女性画家をまず二人紹介(ただの受け売りですが)。
Ithell Colquhoun |
そして私とは同じ屋根の下で暮らした切っても切れない仲のドラ・マール(意味のわからない方はこちらへ)はモンタージュ写真が「ユビュ王」など5点並べて展示されていた(彼女は残っているシュールな作品少ないのでいつものものだが、なかなか質は高い)。そして彼女のダチでブルトンの2番目の奥さんジャックリーヌ・ランバ、今回初めてまともな「作品らしい作品」を見た!(汚名挽回?!◎)
では最後にローテクな錬金術士を描く私が結構お気に入りのレメディオス・ヴァロ
Remedios Varo |
以上何回もリンクを貼ったヴェニスからの過去投稿を見てもらわないと意味がわからないと思います。
そのページでリンクを貼った「3分でわかる」ブログも必読必見です。
以上で今度のあまりにも手に余る展覧会の紹介は「サヨナラ、サヨナラ」のはずだったのだが、出口のブックコーナーでびっくり、エルンストの絵を使った展覧会のポスターが「売り切れ、入荷待ち」だそうで。
8月末にまたロワール川河口沖の大西洋に浮かぶユー島のKさん宅に4年ぶりにお世話になった。我が愛するユー島へ行くのはフェリーの時間が潮の満ち引きで毎日変わるので鉄道、バスとの連絡が微妙で旅行計画が立てにくいのだが今回はその点ではロス時間の少ない、とはいえサンヴァーの失敗もあったので乗り換え時間もリーズナブルに余裕のある見事と言える計画を立てて悦に行っていたのだが、着いた日と翌日は晴天だったもののあとは天気が悪くて、少し切り上げてナントへ。(ユー島に関する参考過去投稿)
これが最高傑作と私が一推しする「ナントのアーティストプロジェクト」Nantes projets d’artistes, 2001
お分かりのとおりソラン展も"Voyage à Nantes”も終了。後者では街を歩いて偶然出会した作品は紹介するほどのものはなかった。