ちょっと間があいてしまったので近況を少し。
最近色々なことに振り回されて、、、というか自分で自分を振り回しているところも多いのだが。先ずは大きな卵を2つも産んだ。というのも南仏プロヴァンス(リュベロン)のアート作品一杯のB&B(かつ画廊)の
Chambre Avec Vue にイースターで飾ったらと送った3つの卵(イースターには卵がつきもの)の2つが売れてしまって、他にないかと問い合わされ、、、産むしかないか?!?
実は売れたのには全然驚かない。というのも
銀行の展覧会でもこの二つは一番人気で幾つか口約束はもらっていたのだが、如何せん仲介役のフォローがないから話はちょん切れ。それが南でやっと孵った感じ。
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人気のあった2つの卵は絵の右側 |
卵は2014年制作「今日世界は生まれた」シリーズだったが、新しい作品は別物:以前より真ん中の区切りを強調した「水平線」シリーズ。
昨日今日はまた暖房を入れ真冬用ダウンを着る寒さに戻ってしまったのだが、1週間前はぽかぽか陽気で塩も小粒ながらしっかり結晶。そしてできたての卵をシャンパーヌ地方の中心都市ランスReims まで配達(ランスに
ガーナのワークショップの同輩であったフランク君がシャンパン会社の事務所に作品の設置をしていて、そこへ画廊の人も来ることになっていたので)。今やTGVでパリから45分!あまりの近さに驚き。
ランスは歴代のフランス王が戴冠した大聖堂で有名だが、「微笑みの天使」の写真に馴染みすぎていて行ったことがあると思い込んでいたが、街に出てやはり初めてだったことを確認。大聖堂正面はあらまー、工事中でした。この日も天気がよくて、久しぶりに田舎を散歩した。
写真:大聖堂は戦災にあったからだろう、現代ステンドグラスが多く、これはシャガールのもの。晩年作にしては職人の腕がよかったのか、意外にちゃんとしていた(笑)
そしてパリに戻り、この調子で「一気にテーマ展用のドンキホーテの大作も」と連日がんばったのだが結果はもう一つ二つで、、、。画廊スペースはどんなかと見に行ってみたら「小さい」と言われてはいたが思った以上に小さくて天井も低く、一つで十分と「個人的」に結論(一つなら「なんとな〜くドンキホーテ」の昔の作品があるのです)、これにて一件落着。がんばる必要なかった。
4/10記のサンドニの画廊からは「次の展覧会予定まで間があるから個展をしよう」と突然言われ、その気になって何を新たに飾るかを考えたのだが、急なうえに、よくカレンダーを見ると祝日などがあり開廊日は僅か3、4日。「これはやるに及ばない」と結論。言い出しっぺの画廊も意外に簡単に納得。なんだこれ?
そして私が2012年以来やめてしまったランドアートのフェスティバル、久しぶりに「まさか入るまい」と安心して出したラフな企画が通ってしまった。これも現地制作4-5日という「私の哲学」には相容れないものなので、「魂を売っていいのかな?」と一晩自問したが、「見知らぬ地方に行けるし、野外制作は健康的だし、ペイもいいか」という安易な考えで受諾(かつコチラが提案したの話ですからね〜)。しかし具体的に全く考えていないので水曜からボルドーを流れる開催地のジロンド川の河口地方へ行く。こういうイベントは「村興し」を兼ねているのでまたまた辺鄙な場所で、視察は迎えに来てもらえるけど制作時はどうしたらいいんでしょうね???(こんなことも担当者と相談せねばいけませんので9月の話ですが即視察です)
こういう自分の話はウラを取らなくても良いので、一言のつもりが長くなりました☺
関連投稿
上記プロヴァンスのB&Bのイースターに関しては旧ブログの
http://blogs.yahoo.co.jp/eizoart/67420631.html
とその次の投稿(矢印をクリック)をご参考に
関連する新作デッサンに関しては「毎日の作品」の4/16
http://eizodessine.blogspot.fr/2016/04/horizon-paleozoique.html
前後をご覧下さい
後記:ランスとは余程性が合ないのか何年か前はアミアンと勘違い、今回は間違えて、昨日レンヌと書いていました。大間違いを指摘してもらい訂正しました