アートだけではありません。35年以上も住んでしまったパリから、役立つ展覧会案内、アトリエの日常生活、旅日記、それにフランスの政治社会問題など、色々とりあげる、美術作家、坂田英三の正直な主観的ブログです。 C'est un blog d'Eizo SAKATA, un artiste-plasticien japonais de Paris. Les articles sont quelquefois écrits avec son français : cliquez "bilingue" sur la colonne de droite.
2024年2月29日木曜日
日本で最初に見た 豊嶋康子展
2024年2月27日火曜日
パリ最後の日に見たIris van Herpen展
2024年2月14日水曜日
今更だがピカソのデッサン展は
これかなり若い時の作品。やばいかしら?😅 |
若き天才とはいえど研究は欠かしません |
主題のギターは当然だが細かい柵の模様まで拘っている |
時代は変われど研究研究。 |
マンガになっても研究研究 |
「今更ピカソ」と思って終幕間近までいかなかったこの展覧会だったが、私にとって極めて強力かつ即効の制作意欲促進剤だった。 それ以来なかなか自分でもよくやっている:童心の戻って、コヴィッド で配られた布マスクを使った人形とか、いつもよりアホなことばっかり(笑) 例えば(他にもインスタで前後掲載してますのでご覧ください)
実際は私はピカソに幼少期より感化はされているが大ファンでもなく、ピカソマンガは本当に人の心に触れるのか疑問を持っている:例えばゲルニカの誇張された動物や人の叫びよりゴヤのナポレオン軍が処刑されようとするスペイン人の表情の方がよほど心打つと感じる:私はボナールよりもっと前近代でしょうかね? 実際ピカソは「ボナールは前近代画家で、自然に従い超克できていない」と批判したのだが、「全然それでOK、褒め言葉じゃない?」という感じがしますけど
最後にドラマールの後釜、ピカソを捨てて最後まで元気に生きた「フランソワーズ・ジローの肖像」ただし作者はピカソでなくピカゾウです 😄
"Portrait de Françoise Gilot" non pas fait par Picasso mais par Picaso |
こちらはお世話になった「ドラ・マールの家」からのニュースです
2024年2月13日火曜日
百合と貧乏神
2024年2月10日土曜日
もしギメの「源氏物語展」にいかれたなら4階まで上がってこれも
注:写真見えてなくてもクリックしてみてください。出てきますから
ギメ美術館は私が全く知らぬアジアの現代アーティストを時々紹介してくれる。今開催中のインド人アーティスト Manish Pushkale の最上階の丸天井のロトンドでの特大屏風絵からなるインスタレーション To Whom the Bird Should Speak?、びっくりはしないけど、まあまあ素敵でした。ギメ美術館は地下で「源氏物語展」をしていて、こちらはノーコメントにしますが、ついでに4階まで上がって見てあげてください。
3月4日まで
2010年に最後の話し手であるボア・シニアが亡くなりボー族から失われてしまった口承言語である「鳥の歌」を、アーティストは視覚的かつ抽象的な方法で再現している。高さ3メートル、長さ19メートルの迷路のようなスクリーンは、壊れやすい迷宮のような建築を形成しており、来場者はその中をさまようように誘われる。
この作品には、ボア・シニアの不在の声と彼女の忘れられた「鳥のさえずり」を比喩的に置き換える、隠れた鳥たちのさえずりが収められている。
PS:ギメ美術館のインスタ、「源氏物語」はあってもこの展覧会の写真は一枚もないのは冷たいのじゃないか?というのが私の大きな投稿動機です😅 そういえばこのロトンドスペースでは塩野千春も昔インスタレーションしました(書かなかったけど)