四角い建物がサラさんの別荘 |
アートだけではありません。35年以上も住んでしまったパリから、役立つ展覧会案内、アトリエの日常生活、旅日記、それにフランスの政治社会問題など、色々とりあげる、美術作家、坂田英三の正直な主観的ブログです。 C'est un blog d'Eizo SAKATA, un artiste-plasticien japonais de Paris. Les articles sont quelquefois écrits avec son français : cliquez "bilingue" sur la colonne de droite.
2023年9月12日火曜日
私とサラ・ベルナールの関係 !?
2023年9月4日月曜日
大展覧会が結ぶノーチラス号とナポレオンとルーアンの関係!
ルーアン Rouen でのグループ展、海(水?)に関係あるからと友達の義理の妹に誘われたのだが、なかなか展示できない特大ドローイングが飾れるというだけの理由で参加することにした。この企画もコヴィッド のために遅れに遅れ今となった。やっと土曜日に幕を開いたのだがこの展覧会、アマチュアグループ(だと思う(笑))の企画にしては壮大! 展示面積だとポンピドーセンターの特別展を凌ぐかも!それだけあって参加者の意気込みがすごく、WhatsAppのグループメッセージに毎日洪水のようにメッセージが入ってくるほどで、さぞやオルガナイズは大変なことだったろう。
会場(一部)はこんなに広大。もちろん右側奥の壁が私のドローイング2点 |
参考サイト:
展覧会Nautil'art:歴史的建造物のHotel aux Toilesにて17日(日)まで、入場無料
仏wikiではNautilus号の設計図やレプリカの写真が見られます
2023年8月31日木曜日
昨日のおまけ:役立つ情報(?) パリの深夜バス、列車遅延補償など
2023年8月29日火曜日
19年ぶり(?)のCap d’Ail
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写真にするとたいしたことないですが |
私がこれに2004年に参加したのは、同年の春にガーナのワークショップに一緒になったアヴィニョン近くのヴォークルーズ地方に住む英国人彫刻家のポール君 (Paul Stapleton) に誘われたのがそのきっかけだった。
最終回ともなると、持ち出しになるような仕事は凡そ引き受けない志の低いアーティスト私も参加せざるえない。というか、私(ポール君にも?)にとってのこの企画のメリットは、普通では住むどころか滞在もできない海岸に面した高級別荘に展覧会を口実に住み込むことができることにあった。だから行くしかないのだ。
しかしカップ・ダーユの前から決まっていたルーアンのグループ展が9月2日に始まるので作品の展示にいかねばならなく、ヴィラでのんびり滞在しながらの制作には無理があり(最近そういうインスタレーションしてないし)、カップ・ダーユの水を送ってもらって海水ドローイングを飾って済ますことにした。つまりヴィラの居間での展示で、早く来た方がいい場所が取れる、ポール君夫婦もすぐ来るというので展示作業が可能となる、つまりパリ在住の家主さんのバカンスが開ける23日から行くことになったが、そうこうするうちに突然お金儲けの話が舞い込んで来てカップ・ダーユは1泊だけになりそうになった。しかしやはり私はお金とは縁がないのか、そちらは現れたのと同様儚く水泡と消え、結局1週間の骨休みを余儀なくされることとなった。というのもバカンスの終わりでパリ行きのTGVは週末は満員、金曜月曜もべらぼうな値段で 、、、😰
その骨休み、景色のいいヴィラだが、猛暑で睡眠不足、週末に避暑に行った友達の住むニースの裏のアルプスでは雨、そして今はニースの駅で供給電気系の事故とかでTGVを3時間待ちぼうけ中。これがねー、最初から3時間待ちとか言ってくれればいいのが1時間10分待ちが1時間40分、2時間10分と時間が経つに従って増えていき、かつこれが予告ではなくて単純に現時刻と出発時間との差だから言われなくてもわかる代物で、、、3時間待って改札となり、また列車の中で待たされるのかと覚悟していたら意外にすぐ出発!!! かつちょっとだけ奮発してファーストクラスにしていたから快適、よかった〜と喜んでいたのは束の間、隣のアンティーブに停車したまま全然出ないんですけど。→ パリ午前1時40分着予定、駅からどうする!?
2023年8月12日土曜日
コニエは絵画とは何かを問うというが?
注:このブログは数週間前に書いたのに公開を忘れていた。
「絵画とは何か?」を問う一つの作戦は、何でもない(つまりフツーの意味で絵にならない?)ものを描く。殺風景な都会風景とかスーパーマーケットとか、冷蔵庫とか。
2023年8月10日木曜日
バカンスのパリ、犬も歩けば
パリはこの2週間ばかり寒くて寒くて、というのはおおげさだが、私のように皮下脂肪がない者は上下長袖、ヴェストまで端折っていた。今日は平年並みに戻る予報だったのでTシャツにしたがダメ〜、カーディガンを羽織った。
2023年7月16日日曜日
黄金比はゼン?
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Wagner画廊でのトーク |
黄金比なるものが本当に理想的な美を体現しているのか私にはよくわからないし、コンパス定規の幾何の問題を思い出されてあまり好きになれないのだが、好きな人は五角形を線と円を辿って描くことで心が落ち着くらしい。そんなことを言っていたのがパンチョ Pancho Quilici さん。
Pancho Quilici は 今ラテンアメリカ館 La Maison de L'Amérique Latine で大規模な二人展をしていて、そのSF的な地形図のような大きく細かいドローイングは圧倒的だった。(もう一人のMilton Becerraさんも見応えあります)
私にはできないというか、到底やりたいとも思わない世界なので余計に感動。ちょうど見た翌日がパリでの画廊での個展の最終日で「トーク」があるというから出かけて上述の発言を聞いてまたまた驚いたのだった。
トークするパンチョさんの後ろの大作の一部。私は絶対やりたくない世界 |
絵だけでなくこれまた多角形が入り混じったようなトンネルみたいな立体とか、流石に建築を勉強しただけのことはある。
それがねじれスペースシャトルみたいな立体にもなって。よく作るよ! |
ラテンアメリカ館で展覧会があるのは彼がヴェネズエラ出身だからで、キネティック・アートもそうだが幾何学的なアートでは南米出身の作家が夥しく多いが、パンチョさんの作品は幾何学から投影された宇宙探検的ポエジーがある。
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これはラテン・アメリカ館の展示作 |
上のもっこり形を描くのにコンパス定規を使って、、、(これはスケッチ帳のビデオより) |
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山の形も計算が必要。ほんとかよ〜??? |
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これは形がなくて安心? 形は私が作った(笑) |
アンナ=エヴァ・ベルグマンの回顧展は16日まででもう終わっていた。フィガロジャパンに日本語の解説+写真があるのでご参考に:https://madamefigaro.jp/paris/230527-anna-eva-bergman.html
パンチョ君(君呼びするのは友達の友達だったから)の方はあと数日、22日まで。 La Maison de l'Amérique Latineのサイトをご参考に:https://www.mal217.org/fr/expositions/loutreligne-milton-becerra-pancho-quilici
そうそう二人展のインスタレーションの写真はインスタに載せていたのだった。
2月にもブログで紹介しましたがラテンアメリカ館は質の高い展覧会をしますよ。
2023年7月15日土曜日
残った納入品と花火
これが私の荷物でしたが |
私だけなら乗れるのだが、実はまだパリにいて終えた方がいいことも色々あって、やめー。
せっかく冷蔵庫の残り物食べ切ったのに〜(笑)