2016年8月16日火曜日

30 years ago - on the beach of Deauville

Note : ce ne sont pas les photos d'aujourd'hui, elles datent en 1986 !
Il s'agit de l'installation de lithos dont j'apprenais la technique cette période, sur la plage de Deauville.
En fait j'ai fait un saut à la cote normande où j'ai beaucoup de souvenirs, surtout de cette installation sauvage qui avait été le premier déclic dans ma vie artistique. Donc j'ai scanné les photos analogues pour créer un document "mémoires" numérique.

最近暑い日が多くて仕事が順調にはかどるので、ちょっと息抜きにドーヴィルに行ってきた。ドーヴィルは私にとっては想い出深いところで、右の写真は30年前の私。

その頃私は石版画を習っていて、フランスの海岸でゴロゴロと日光浴しているトップレスのおばさんたちにインスピレーションを得た版画を作って海岸で展示した。勿論誰に依頼された訳でもない、許可もされていない勝手な行動である。

今の「テロ警戒」のご時世と違って昔は何でも持ち歩け、普通のフランス人男性はチーズなどを切ったりする為の折り畳みナイフなど持っていたものだ。イスラム教徒のすっぽり身体を包むブルキニなる水着がスキャンダルになるらしい昨今、時代は変わった!!!

それはともかく、この展示、勿論誰の目にもとまらなかったが(バカンス客は海岸に寝ているだけで、何だろうと思って動く人などない。駆け寄ってくるのは子供ぐらいだが、彼らは2日目にはインスタレーションを手伝ってくれた) 、私にとっては歴史的イベント。それまではアトリエのグループ展に参加させてもらうぐらいだったから、ちょっと変わったことを考えたという意味では私の「デビュー作」。デッサンも今でも結構悪くないと思っている。日本の雑誌なんかに載る写真のトップレスの女性は若くてきれいな人を選ぶのかもしれないが、正直浜辺で見渡すと美しい裸体は稀、その逆に醜態を苦ともせず肉塊を堂々と露にする貫禄にその頃の「英三青年(でもないか?)」は圧倒されたのでした。

これ、結構面白いでしょう? 「自画自賛」といえばそれまでだが、誰かがしてくれるというものでもないので「回顧記録」としてデータ化しておくのもいいかとアナログ時代のプリント写真をスキャンしました。(写真に写っている子供たちも今やその面影もないでしょうのでそのまま掲載)


こんなことができたのもその頃知り合ったオンフルールに住んでいたA君、Nさん、Mさん、それにパリから付き合ってくれたAさんの手助けのお陰でした。深謝。

Je remercie de nouveau à cette occasion à A.A. N.F. et M.G. qui étaient à Honfleur, et à A.F. qui m'avait accompagné de Paris. Sans eux je n'aurais pas fait cette action il y a 30 ans.   


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最後に「役立つ観光情報」? 

私はドーヴィル が好きな訳ではありません。高級別荘地区で超お金持ちが多く、カフェなんかで隣席の会話を耳に挟んだりするとぶっ飛びます。
滞在するなら駅を降りて右側の、ずーっと庶民的なトゥルーヴィル Trouville にしましょう。丘陵に接しいるので小さな通りに店が並んでいて楽しいです。港では漁船が帰って来る時間には魚の市も立ちます。
海岸沿い、西の方にはカブール方面に瀟洒な別荘街が続き、バスを乗り続ければカンまで行けます。東は絵になる(絵になった?)港町のオンフルール、このバスはル・アーブルまで。但しカンもル・アーブルも第二次大戦で旧市街は徹底的に破壊されたので面白い町ではありません。
バスは夏には1-2時間毎に1本程度ありますが、夏以外はあまり当てにできないので事前にちゃんと調べておくこと(英語サイト)