2025年9月21日日曜日

アーティストの日

今週末は先週の週末は"Les Journées Nationales des Monuments Historiques" 「歴史的建造物の日」というのがあって、これはエリゼ宮とか普通は入れないところも見学できるので非常に人気がある催し。今年はノートルダムの塔の再公開という「鳴り物」も併せてされた。
 
これを真似して今年から "Les Journées Nationales des Artistes" 「アーティストの日」ができて、アーティスト協会がアトリエオープンを呼びかけたので私も参加したのだが、こちらの人気は??? 
文化省の後盾だと謳われていたにしてはメディアで耳にすることは全くなかったし、初年度だからとは言え公式サイトで私の名を入れて検索しても何も出てこなかったし、我がアトリエの来場者はもちろん私の知り合いで2日間で総数25人ぐらいかな〜? 
アーティスト側も冷えたもので10件以上のアトリエのある建物でオープンしたのは2軒だけだった。

いえいえこれ全然文句を言ってるわけではないのです。作品展示の欲求は前回の修道院の展覧会で完全に満たされてりたので、私のアトリエオープンの目的は一にも二にもアトリエを片付けること! そしてこれには大成功! 人が大勢来ない限りそんなことしようと思わないから:実はアトリエから沢山の作品が出かけていって掃除のしやすい展覧会中の5月にするはずだったのだが何もせず、、、😅 

そして掃除ついでに出てきた2021年のグループ展用に製作した作品に手を加え、その詩を書いたヒロエことソフィに来てもらってお披露目朗読イベントをした、その時の画像が以下のインスタのヴィデオ。(前回の投稿に書いて写真も掲載してますがそれからまた変わってます)

全然来る人がいなかったらアトリエオープンを口実に片付けもしなくなってしまうだろうから来ていただいた方には一層感謝です。

 

2025年9月3日水曜日

冥土への土産は羊乳のチーズ

"King of Rats" 2021, 236x125cm
Note: En bas il y a une photo déconseillée aux personnes très sensibles
注意:下の方に感受性の非常に高い方に向かない写真があります
 
 
最近台所のオーブンの下に向かってパッと黒い影が走る。最近台所へ再度出没し出した小鼠だと思うもののオーブンの下の隙間はものすごく狭い。まさか私の目の異常かと思ったが、もうこの際やけくそに今まで全く功を奏さなかったネズミ取りを二台並べて置いてみた。
餌は私の好物の羊乳のチーズ。我が家のネズミは主人と好みがあって、日本に行って帰って来たばかりの朝市のパン屋さんのパンを、吊るしておくのを忘れたら私が食する前に見事に食い散らかしたばかりだった。
 
それが今朝なんとアベックで並んで捕らえられているではないか!!!
 
一人なら慎重なところ二人なら冒険してしまうということはよくあるが、これはその例かもしれない。  
そして2匹とも本当に小さかった! 
 
衛生上可哀想とも言ってられない。水につけて完全な死を確かめて「禁じられた遊び」もせずにビニール袋に詰めてゴミ箱に行ってもらいました。
ネズミは子沢山のはずなのでまだいるのかな〜。しつこく今晩もダブルで罠をかけてみます。
 
しかし写真を見るとオーブン周り随分汚い。ネズミがいるはずか、、、。これを機に少し掃除をしよう。今日は何時に着くかわからないフランス方式の宅配待ちだし 😅
 
右の写真はこの投稿を書いていて急に思い出した「ネズミの王」。私の小さなドローイングからヒントを得てHiloéeさんが書いた詩をもう一度咀嚼して描いた、非常に天井の高い会場用にわざわざ作った巨大掛け物作品(236x125cm)。
展覧会は私がドラ・マールの家に行った時、つまりパリは外出禁止令中に企画者が焦って開催したが、一般公開されなかった。私はプロヴァンスに発つ前に作品だけ置いて展示も任せっきりだったのだが、たしかこれは展示されなかったと思う(21年5月7日の投稿で少しだけ触れている)。その後どこにしまったかも定かでなかったが今日探し出し初めて写真撮影。
これもかなり筆を入れる余地ありそう(最近そんなことばかりしているが)