2013年6月16日日曜日

第三のパラダイス 最終編

さて、第一の謎はこのトリプルリングだった。よく長々ともったもらしい説明がしてある昨今の展覧会に比べ、今回はひどく簡単な説明しかないのだが、それによると、第一リングは自然、第二は人工、そして第三のリングがその統合のしるしだそうで、過去と未来をつなぐという意味を含めているそうな。なんか新興宗教のようだが、そいうえば12月にアステカ暦で世界が滅亡するとかいう時に、ルーブルのピラミッドを中心にトリプルリングをみんなで輪になって携帯ランプで描くという企画があり、それを見て私は鼻で笑った覚えがある。ちなみにこれはルイ・ヴィトンがスポンサーで同社のサイトでビデオがある。
それ故に展覧会タイトルが「01年 地上のパラダイス」となるわけだ。このメインテーマのインスタレーションは何かというと、右写真の鏡のオベリスクを囲むトリプルリング。ピラミッドからオベリスクはわかるが、私の好きなポスターのクラナハのヴィーナスの臍との関係はやっぱりわからない。

宗教じみた作品では四大宗教の祈りの場に鏡を置いた設定の「審判の寺院」 。仏教は仏様が鏡に手を振れ、前回予告した鏡面対象の世界。ここでも仏さんに並んで鏡を触って写真をとっている人がいたが、イスラムの絨毯の上では子供がヨガのスタイルを組んでいた。というようにルーブルの中に変な来場者参加スペースが出来上がっていた。タイトルの「審判」は鏡で自らを眺め直せとの意味だと思うのだが、その重さなど空っきしない。この「軽さ、気楽さ」がピストレットさんの面白さではないかと思う。まあそれが私には物足らない点でもある。



全体ではやっぱりイタリア人だけあって、古い建物を利用するこつを心得ていると思う。携帯で撮った写真はブレ放題で紹介できなかった作品もあるが、展示が各館に散っていていて(全部で17作品)、見なかった物もある。
ですから先ずは案内オフィスで「ピストレット用パンフレット」をもらいましょう(言わないとでてきませんよ) 。9月2日まで

 最後の写真の青い箱は鏡で作った「1m立方体」、この中に光は反射し続けるべく永遠に閉じ込められたことになる。そして手前はそれを割って光が解き放たれたという、神話的テーマであろう作品(66年)で、近作の鏡面絵画に囲まれている。

ところで日本語で検索したら、作品写真付きで旅行会社の頁がでてきました。美術学校の学生がバイトしてるのかも。ご参考に




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