まだ半年なのに記憶の外に遠ざかってしまったように思えるが、マクロンが当選したのはそもそも右派共和党のフィヨンが奥さん子供を「架空雇用」していたことが、新聞の暴露され、法的「取り調べ」までに至ったのにもかかわらず候補を下げず、特攻隊的に選挙に猛進したからだった(参考投稿)。だからマクロンにとって「政治道徳の回復」が最初のモットーで、防衛大臣だけでなく法務大臣になったModem党首のフランソワ・バイユーも就任1ケ月で辞任したのであった。
その後を受けて6月に新たな防衛大臣になったのはまたまた女性:Florence Parly。シルヴィーさんは外務畑出身らしかったが、フロランスさんは財務のプロで、エアフランスそして仏国鉄という赤字に悩む国営企業の経営再建に当たっていた人だったのでかなり異色の抜擢だった。

だが実は豈図らんや、私がこの話題を、1ケ月のブログの休みをブレークして紹介するのは、フロランス・パルリの「高所得」を非難するためではない。
フランスの大臣の月給は現在9 940€(約130万円。といっても手当などの優遇処置があるから複雑だが)。フロランスさんの就任前の6ケ月間の収入を月割りにすると約680万円、つまり5分の1以上の減給を受け入れても大臣になったという事実ゆえ! つまり高額所得者にとっても「金」だけがすべてではない(それだけが評価レベルではない)のではという一縷の希望が私に芽生え、、、。
というのは私が度々引き合いに出す持論「スポーツとしての資本主義」* のススメは、ふつう「高額所者の課税を増やすと海外に逃げるだけだから」と一蹴されるのだが、事実がそうでも(参考投稿)そんな嘆かわしい論理がまかり通ってはいけないのだ。そういうことをする金持ちは世界中の侮蔑の対象になるべき。「経済人としてのもっと高いモラルがあるでしょ、それをもっと高揚せねば」というのが私の唱えるところなのだ。
だからフロランス・パルリのこの例、「醜聞」にするより、「超減給に甘んじても国・社会への貢献を選んだ行為として褒めるべき」だと思うのです。(この逆転の発想、分かってくれる人いるかなぁー? 勿論これは人の何十倍、何百倍もの収入を是としない私の主張と矛盾するものでは全くありません)
この記事を書く為に写真を探したら彼女、54歳なのにいやにカワイいですね〜。でもそれには私の意見はまったく影響されていませんよ(笑)、だってアップの写真なんか今まで見たことなかったから。(しかしこれも女性蔑視発言になるのかなァ…)
ところで彼女の収入はスキャンダルと言っても「暴露」というより、オランド政権でのカユザック経済大臣の隠し口座スキャンダル(参考投稿)があったので「政治の透明性」を高めるため大臣は資産を報告せねばならなくなった結果で、健全な兆候とも言えます。
それから経済界といっても彼女の場合は生え抜きエリート育成の「国立行政学院」出身で、経営者というより高級官僚と言った方がよいでしょうから、その分モラルが高くないと困りますけどね。 かつ社会党(今でも?)だし、、、(苦笑)。
* 注:「スポーツとしての釣り」が捕った魚を測ってから河、海に返すように、儲けたお金は評価・表彰した後に社会に還元してもらう。
テーマとしてこちらもご参考に: 2013年10月7日100歳の税金
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