2019年4月19日金曜日

アマルフィかミノリか?

前回書いたソルジェート温泉以外に、「絵葉書」のようにあまりにも美しそうなアマルフィ海岸も、それから童話の国のような白亜の壁に円錐型のトンガリ屋根あるアルベロベッロも昔からの行ってみたい場所だった。 知らないうちに後者ニ箇所はユネスコ世界遺産のお墨付きをもらい、そのせいか昔からかは知らないが、行ってみたら大観光地だった。アルベロベッロは絵葉書の様な写真から勝手に寒村というイメージを抱いていたので、お墨付き地区が大きな都市の一区画でかなりびっくりした(本当に何も勉強せずに飛び出てしまうので、、、)。実際にはあの可愛い伝統家屋のトゥルッリ Trulli はアルベロベッロのみにあるのではなく、イトリア Itria の谷に広がっており、街周辺の農家、あるいは別荘風の家屋の半数以上はトンガリ屋根をキープしていて、その風景の方が旅心に馴染んだ。

これが現実?アルベロベッロの目抜き通り
こういうところもあったけど
またアマルフィの半島の絶壁海岸はあのぐらいの美しさなら地中海岸に幾つもあるような気がするのだけれど、、、アマルフィの特有なところはそこにカラフルな建物が段々に重っているところ、そのインスタ映えぶりは例がないかな?(最近風景もアートもインスタ映えだけで値打ちが決まるとますます思うようになって来た)。かえって私はドゥオモの正面とクリプタ(納骨堂)の立派さに驚いたけど。
と言う訳で双方ともにちょっとがっかり。

こんな風に田園にとんがり屋根が散らばっている
私はガイドブック片手のいとも平凡な旅行者だから完全に観光コースからそれてしまうことはないけれど、街の人で賑わっているキャフェやレストランを覗いて入ってみるのが好きだから、客引きも辞さないような土産屋の並ぶ「お墨付き」の街は遠慮してしまう。それでアマルフィではバスで10分のミノリ* Minori、アルベロベッロではバス20分の綺麗で華奢な白亜の建物がまるでオペラのセットのようなマルチナ・フランカ Martina Francaで泊まった。観光地であっても普通の生活の生きる街をという選択。

ミノリ* は名前が親しみやすいのと、ブッキングサイトで山の上みたいな写真を載せる宿に興味が惹かれ予約したのだが、庶民的な小さな村で「わたくし的」には大正解。街の人も買いに来るテークアウトの店から、(私の嫌いなスパまであるからか)一流のレストランもある。崖の上からアマルフィ海岸を望めるラヴェッロ村へハイキング路を登って行けるし(ゆっくり歩きでも1時間弱)、そこからアマルフィにも下りられる。アマルフィからバスは朝から晩まで少なくとも1時間に一本はある。ビーチもある。なかなかいい立地だと思うのだが、何と泊まった宿は4月開業して以来私が初めての客であることが発覚。売店で絵葉書を求めると棚の奥から黄ばんだ代物が出て来るし、、、楽しすぎるほどやばいよねー、「ここだ!」と思った我が選択のマージナルさも含め。だから何かの役に立てれば幸いと(そうなるとは思えないが)、同村の宣伝を買ってでているのです^ ^

宿から降りる階段から見たミノリの町とビーチ
ミノリは人が親切だったし、何故か夜中に花火も上がって余計印象を良くした(笑)
日本人団体もいたラヴェッロのヴィッラ・チンブローネの公園。珍しく記念撮影
マルチナ・フランカで若い兵隊さんたちが肉屋で串刺しを注文して
その場で焼いてもらっていたので、私も真似をした。
勿論私のは右端の小さいもの


マルチナ・フランカは目抜き通りから一歩入ると細い道が折りくねっており、
ナビを見ても何度も迷子になった。
 これはそれでで出会えたアートしてる不思議な飾りつけ。イースタだったからか??? 

納骨堂って簡素なことが多いと思うが、アマルフィのデゥオモは違って、流石バロック、絢爛豪華。
 海洋王国時代の繁栄を伺わせる。
でもこれで驚いていたら実はサレルモは同じ様式でもっとすごかった(笑)


今日書いたところ、地名をググれば色々丁寧な案内ブログが出て来ますので旅のメインストリームはそちらをご参考に。 

*ミノリはないと思っていたら、一般的表記(発音?)はミノーリらしく、幾つも出て来た(心配することなかった!でもあのゲストハウスは心配だな→部屋は広いし、景色よし:花火の写真も宿の窓からです)

さてここまで言われて皆さんはどちらに行くか?
 

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