場所は Le Fort de Buoux (ヴウックスの砦)今や山中に孤立した遺跡だが、リュベロン山脈を南北に縦断する唯一の行路の要で町があり、山上にはそれを見張る要塞都市があって、その遺跡に辿り着くには山道を登り、砦の壁についたかと思うと長細く遺跡が連なっていてまだまだ登り最後は絶壁に至る。こうして私はマチュピチュ気分となり、ここを「プロヴァンスのマチュピチュ」と名付けることにした。もちろん私が勝手につけた呼称なので一般には通用しない。だがリュベロンには「プロヴァンスのコロラド」と呼ばれる場所があり、赤・黄・橙の岩壁があり綺麗なのだが「本家」の超々ミニアチュア版で、宣伝文句を信じていくと拍子抜けする。それを考慮するとここをマチュピチュと言っても差し支えなかろうと勝手に「本家」を知らぬ私は思うのである。
さてこの城砦遺跡は今やピーター・メイルの平和な田舎となったリュベロンが16世紀は戦いが絶えなかったのを教えてくれる。
某サイトによると(DeepLで自動翻訳して加筆修正):
「攻めろ」っと命令される兵士でなくてよかった |
私のいるメネルブも宗教戦争を繰り返したれっきとした城塞都市だ。結局1598年のナントの勅令まで完全な平和は戻らなかったようで、それを知ると「ナントの勅令」、高校の「世界史」で覚えさせられることはあるとこの歳になり実感。さて写真からその実感ぶりが伝わるだろううか?
注:fb経由の写真のマンホール状の穴は作物貯蔵庫で、岩盤が1m半ぐらいの深さまできれいに丸くくり抜かれている。保存のいいのは蓋までついていた。
Machu Pichu provençal !
Publiée par Eizo Sakata sur Samedi 10 avril 2021
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