2014年11月25日火曜日

'14 秋 温泉紀行

Note aux lecteurs : Les vraies destinations de mon voyage étaient des Onsens (spa japonais). Comme il est interdit de photographier à l'intérieur des bain thermals, je me sers des photos qui se trouvent sur l'internet.

前回はフランスのお友達用に紅葉の写真を満載したが、私の東北旅行の本当の目的は温泉。温泉内は撮影禁止ですので今回の掲載写真はウェブから。かつ内容も公開はしますが私の備忘録ですので悪しからず。

先ずは田沢湖からバスで40分ほどの、乳白色の露天風呂の写真が有名で、秘湯の趣で人気がNo.1の乳頭温泉の「鶴の湯」。当然早くから予約しないと泊まれないので日帰り入浴。出迎えバスで時代劇のような黒い門の前に着く。それに続く家屋も風情はあるがやっぱり映画のセットのような違和感が私にはあるのは何故だろう(外観が。屋内は昔ながらの風情でよい)。肝心の露天風呂はやはりお湯の色がきれいで気持ちがよい。写真は何処でも大きく見せるのか、思っていたより小さかった。紅葉の時季には周りの木が色付きとてもきれいだそうだが、11月初旬では葉はもうとっくに散っていた。日本ばかりか海外にも有名らしく韓国からのグループがはいっていた。

その次は秋田を経て、五能線に乗り海岸に露天風呂のある「黄金崎不老ふ死温泉」へ。JRのウエスパ椿山という駅前はヨーロッパ風の(おそらくオランダを真似た)ええっと驚くようなキッチュな建物の並ぶ広場で、「不老ふ死温泉」で宿をとったことにほっとする。宿自体は団体も収容する宴会ホールもある大きな近代的ビルだが、目的は海岸の風呂だから、、、風呂は鉄分が多くさびのような匂いが強いが、そのお陰で黄金色。日本海の寄せては砕ける波を見るのは飽きがこずかなり長湯をした(他にすることないし、、、)。

右下の写真は朝私が撮ったもの。ひょうたん型の風呂は写真の掘建て小屋のようなゴザの仕切りの向こうにある。私の行った日は少し波も荒く豪快でした。

翌日は交易船「北前船」の「風待ち湊」として江戸中期から明治中期にかけて栄えた深浦で途中下車し、円覚寺の70点におよぶ「船絵馬」を見に行く。「船絵馬」以外に先々代住職(義観僧正)がサンスクリットの般若経で書いた絵、あるいは髪の毛で刺繍した絵(技法的には女性現代アーティストが得意とする分野ではないか!)という特殊なものがあって驚き。なかなか面白い陳列館だ。シーズンオフにこんなものを見に来る物好きは私だけで、一人の為に開いてくれたのはいいが、ガイドの若い坊さん、録音テープの様に無感情で、密教の坊主のくせに寒がりみたいで早く終えようとそわそわしていた。特に彼に従い順番に移動しなければならない(勝手に好きなものが見れない)のには閉口した。

その後五能線五所川原で降り津軽鉄道で太宰治の記念館(生家=大地主の父の立派な家)のある金木 。夜は昨年桜見に行った時に見つけた手の込んだ郷土料理が食べられる居酒屋「弥三郎」にまた行きたいと弘前泊まり。マダムの言っていたように紅葉も(桜ほどではないがそれなりに=個人的意見)きれいだった。(前回の写真参考)

最後は姪の案内で三沢の古枚(こまき)温泉。ここは現代的ホテル、イベント会場もある巨大リゾートで、庭園の池に浮くというデザインの露天風呂がある。池には鯉が泳ぎ、紅葉がはらりと風呂に落ちてきたり、上手く演出されている。

その後「鳥獣戯画」展を見ようと京都博物館へ行ったが満員で即あきらめ、京阪電車の七条駅がすぐ近くなので急に目的地変更して鞍馬山に行き(出町柳経由叡山電鉄)、そこでもまた露天風呂くらま温泉。小さな湯槽だが右下写真のごとく正面の北山杉がきれいだった 。

今回は結局風光明媚を優先させた温泉ツアーだったが、結局は「昨年春の、玉川温泉、八甲田の酸ヶ湯、恐山の硫黄モクモクの温泉の方がパリに住む私にはオーソドックスな異国情緒があって満足感がずっと高かった」というのが結論です。2013年5月20−21日参考)


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