パリに戻るフライトは夜中の零時半羽田発。2時間以上前に着いたのでのんびり初めての空港見物。というのもチェックインカウンターの上の方に巨大な木の橋が見えたから。「旅立ちの日本橋」とのこと。でもこの空港にこつ然と江戸時代を作るケッタイさはどちらかというと私のような(?)外国人に受けると思うけど。(そう言いながら私は、時々しか帰国しないからこういう「サービス感覚?」も楽しめるが、住んでいたらうんざりするだろうなーと思う)
その向こうには、おそらくクリスマス用だと思われるLEDで白、青に光る並木道が。
昔は「パリジャンが心優しき日本人だったならどんなに住みやすいか」と思わないでもなかったが、そうしたらパリはとんでもないディズニーランドになってしまったことだろう。
そして乗った深夜便飛行機はパリに予定よりずっと早く、朝4時40分着!!!
以前この便で早朝に着いたとき、空港(税関)が込んでいてびっくりした覚えがある2011/11/15。しかし今回は「早過ぎ」のお陰かスイスイと。名古屋の某ビルには「トイレでの着替えはお止めください」と書いてあった(そしてトイレの入り口で女の子が写真を撮っていて驚いた)が、その日本の女子学生に習って私は寒さを警戒して着替え。股引(死語かしら:今は何と呼ぶのだったか?)をはき用意万端。でも荷物がなかなか出てこなくて、、、(おそらくこんな時間だから人手が少ないのだろう。だから文句は申しませんが)結局空港を出るには1時間以上かかった。
いつもなら空港駅から郊外列車RERに乗ると日本とのギャップにおびえてしまうのだが、今日は少し違っていた。勿論薄汚い列車には、扉を屈んでしか出られないような背の高い、フード付きのジャージを着たこわそうなお兄さん達たちも途中の駅で乗り込んできたが、出発のブザーが鳴っても走り込む人たちが絶たず、列車がなかなか出ない。プラットホームに何人もの係員がいて「右よし左よし」てなことをやっている日本と違って鷹揚なものだ。私は断然この方が好きなのだ。それを見ながら正面に座った人と話したり、、、仕事前だと言うのになんか雰囲気がなごんでいる。乗ってくる人の多くが庶民層だからかとも思うが、こんな朝っぱらから起きてパリに行くというのは強面のお兄さん達を含め、皆ちゃんと仕事があるからで、今のフランスでは「安定層」なのかもしれないとか思いつつ我が13区に戻って来たところ、大通りのビジネス街にも彼ら数人が飲み込まれて行った。彼らは昼間出くわすビジネスマンとはほど遠い、所謂ブルーカラー(これも死語か?)。多分今からオフィスの掃除とか警備とかにあたるではないか? 昔サルコジが「早起きのフランス人の為の政治をする」と言ったが、初めて意見があった? いえいえ、私の抱いた早朝の通勤者への好感とは異なり、彼には同じ社会に暮らす人間を分断しようとの狙いがあったのでした(早朝通勤者もいとも簡単に失業者になりうるのに)。
そんなことを考えつつ7時前には家に到着。今日は長そうだ。
以上眠くても昼間から寝る訳にはいかない私の徒然ブログでした。
股引は最近は女の子がはいている”タイツ”とおなじように”タイツ”と呼ばれます。そういえば”ズボン”というのも使いませんねぇ。下着の”パンツ”と同様”パンツ”と呼びますね。
返信削除性差別反対を掲げる団体の作戦か、グローバリゼーションを目指す某衣料企業の効率化、省力化としての作戦か、言葉の簡略化より大多数の低所得者層の白痴化を企むごくわずかの富裕者層の陰謀か・・・・・
スーパーではもう、しめ飾りなどの正月用品が山積セールとなっています。やっぱりしっかり?してますね、日本は。
パンツはブリーフですね。昔「パンツをはいた猿」という米人類学者の本が一斉を風靡しましたが、、、フランス語では同じ英語だけどスリップとフツウ言われていますよ。モードは外来語に弱い?
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