ヴェニスビエンナーレ、報告したいけど実際はパリに戻って(なんかものすごく寒いです:最高気温12度ぐらいでヒーター入れてその横で書いてます)、SNSでダイジェストビデオ見て「へーえ 、こんなのあったのかー」て具合で、、、😅
私の展示は去年のアクアムール・フェスティバルで制作したような、引きちぎったドローイングの断片からヴェニス の地図のような作品を現地で作る予定だったが、出発3日前に現地で展示作業をしているキューレーター及び先発隊から「他の作品との折り合いで普通の海水ドローイングのほうがいい」とのメッセージを受け、送られてきた作品展示予定のスペースの写真を眺めつつ熟慮した結果、去年修道院で飾った「糸杉シリーズ」のうちの三作に決定。ギリシャからジョージアへの勇士たちアルゴノートの旅との関連も付けられる(前回の投稿参考)。これらは展示されていたままの状態でアトリエにあるから取り出して早速サランラップみたいなのとボール紙でぐるぐる巻きにして梱包し、翌々日に自分で飛行機で運搬した。
こうして無事(でも早朝の飛行機は乗務員の都合と空港の停電で大遅れ)5月3日(日曜)現場に着くとその日のうちに即展示ができたので、少なくとも半日から1日かかるだろうと見込んでいた制作がなくなって自由時間たっぷりとなり「ヴィエンナーレを楽しもう」というモードに切り替わったのだが、実際には参加アーティストでかつビエンナーレの展示を見学するのは微妙だった。
自分の作品が飾られたとはいえパヴィリオン全体の展示は終わってなく非力ながらも手伝うこともあるし、展示アーティストの「特権」(?)でオープニング前の3日間のpreviewなるものに入れてもらえるのだが、アート関係の「特権」保持者がべらぼうに多く(笑)初日の朝雨の中でメイン会場アルセナルに入るのを待つ長蛇の列を見てあっさり退散。(私、並ぶの嫌いです!かつ現代アートごときに😅)
その後去年滞在した場所近くの大きなスーパーにはキス集めで使う白いブドウがあるのではと、そこを目指して通りがかる展示会場を眺めつつ行ったが、私と同様諦めた人なのか今からアルセナルに向かう人なのかでどこも結構混んでいた。
ジョージアパヴィリオンのあるDorsoduro地区にもいくつかの会場があって、近くの運河沿いのバハマス諸島のパヴィリオンの二人展、Zaterre岸の塩倉庫跡のレンガに投影されるNalini Malani(パキスタン生まれの映像作家のパイオニア、80歳)のiPadで描いたアニメ、アカデミア美術館すぐの館の"Still Joy - From Ukraine Into the World"という皮肉なタイトルのウクライナ&外国人のアーティストによる大規模な展示が推薦です。
これはインスタのeizo_eyesで報告しましたので下の転載をご覧ください😅
後日一応ジャルディーニという世界主要国のパビリオンを並ぶ場所も廻ったが、ジョージア館にも行かねばならないし(のんびりボートのヴァポレットでは意外に時間がかかる)で全くの駆け足、映像作品などはほぼ完全無視で結局最初に書いた結果となったのだが、どうせ私は百点以上の作品を見ると許容量超過となって目に入らないも同然となるからビエンナーレも頑張って見ようというのは今から思うと全くの大変な誤りだった。というのもそれ以上にpreview期間中に来る人たちは大半は世界中からの美術関係者で、大抵「全て見てやろう」というアート巡りの強者揃いで、その彼らが押し寄せるのだから多くのパビリオンでは内覧会よろしく作家さんがいることがデフォルトみたいだった。つまり私は初体験でそれを全く理解していなかった。
ちゃんと展示会場にいて来場者に説明し、キス集めも毎日すべきだったのだ。
とはいえ「うぶ」だったのは私だけではなくジョージア館全体で、館のオープニングを8日としたのはいいがそれに間に合えばいいというものではなくpreviewが始まる5日には展示ができていなければならなかった。そして作家はビエンナーレを見回るぞなどと欲張らず自分のポジションを守って自分たちのPRをすべし!
後悔後悔、というのもビエンナーレ出展、私にとってはこれが最初で最後でしょうので(笑)
若き作家の皆さん、同じ過ちを犯さぬように。
これをフランス人に言ったら「お前の一生は後悔ですごすのか?」 と言われたが、もちろん全然そんなことわなく、、、確かにフランス語の regretter という単語は「後悔」より強いのかもしれないなー? 「かくかくできたのにしなかった」という条件法を使う方がいいのかな???と今更疑問を持った😅
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