2014年1月24日金曜日

エイゾウ美術館のお披露目

 L'inauguration du Musée d'Eizo, j’ai servi de la soupe de nouvel an aux amis visiteurs. En fait la visite guide de mon Atelier-Musée aurait lieu selon votre demande durant toute l’année. Voir également le 4 jan.
  
あふあふ、また1週間経ってしまったが、、、

今週の「私の出来事」でのメインイベントは日曜(19日)の、1月4日に書いた「エイゾウ美術館のお披露目!」。これは大晦日のパーティーに大勢来た飲んで踊って壁の作品に目もくれなかった人たちに私が作品ガイドをすることを目的にしたアンチ・パーティー。

美術館といっても実際には私の作品がほとんど。作品を買うお金がないからと思われるだろうが(それは事実)、作家たるもの自分の作品の方が他人のより好きじゃないとやってられないはず。その厳しい眼・好みをパスし我がアトリエに飾られた人の作品は、結局は私の作品と密接に関係している。

例えば「雨が降った後の水たまりに写る景色」を撮る浅野茂さんの写真は、写っているものがどうのこうのという以上に「雨降りにせっせと制作に励む変人は私だけじゃなかった」とほっとさせてくれて嬉しい。某画廊で発掘したエグイ感じの Jim Sanderのドローイングは日付が記されているのが気になったが、後で知ったことには。彼はブログに一週間に描いた沢山のデッサンを壁に貼った写真を毎週掲載している。私は毎日一作限定だからできて も一週七作だけだが、今回Sanders君のウイークリーデッサンに関係させて、丁度隣人からもらったばかりの小さな引き出しを使って、今週の海水ドローイングを一作ずつ引き出しに入れて展示した(ライトがあるので結晶のピカピカも見えます)。

小沢香織さんの作品(写真)と飲み物のキャップから作ったFrançois Riou(フランソワ・リウ)の昆虫の標本は、当然「ゴミ利用」で私と関係してくるが、ごたごたとした「廃物利用アート」が多い中で、すっきりと決まっているところが良い。先日も写真で紹介した狐の仮面をかけられた肖像画ほどではないが、京都の吉川あつ子さんの紙の簾は、作家の了承も得ず、奥の壁にキューピーの頭が据えられ、エイゾウナイズされている。それからガーナで拾ったベニヤに書かれた絵(これも1/4参考)、ネットで色々調べた結果、特徴的なスタイルからしてきっと Twins Seven Sevenと名乗るナイジェリア人作家のもの。ポンピドーセンターにも所蔵されている有名作家のようです!(興味があればリンクのサイトで絵と比べてみて 下さい。本人は他界しているので尋ねようがありません)
かくしてポンピドーと肩を並べたエイゾウ美術館の最後に紹介する所蔵品は、杉浦誠さんのワンブロックから削り出した四葉のクローバ。これはおそらく私の「技術力ゼロ」の作品とは全く関係ない。対蹠地の灯台の光の役割を果たしているのかも。

この日の余興としてはお雑煮を作った。私は両親関西なので「白味噌」。I さんのお土産、日高昆布でだしをとり、人参と、朝市で売っている、皮は黒いが中身は白い「黒大根」を薄切りにして煮て、日本で買って来たお餅を入れて、それに鰹節を少しふりかけてできあがり。この客寄せ(?)が成功したのか、今回のターゲットとしていたB君の友達の「大晦日の踊り子達」は誰も来なかったが、それでも予想以上の二桁の来場者数で、私の分はなくなっなってしまった。



注:美術館と言っても一般公開の予定はまったくありません。仕事場ですから。そろそろちゃんと始めねばならないのですが、、、

フランソワ・リウの作品はこの頁のビデオもご推薦(本人は廃品利用には興味ないと言っております)

小沢さんと杉浦さんは私と同じ、名古屋のLギャラリーの作家さんです

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