2015年2月8日日曜日

チューブのアバンチュール La tube titube

今回の帰日は展覧会の為だから大きな「海水デッサン」は太めのチューブに入れて運搬(驚くなかれ、成功した「海水デッサン」はしっかり塩の結晶が紙に食い込んでいるからそのぐらいのことでは落ちません) 最近プラスチックの長さが調整できる便利なものもできているが、調整できる利点の反面、縦方向の力に弱い。やっぱり信頼できるのは昔ながらの厚いボール紙のチューブ。「まだこんなもの売っているのかなー」と心配したが画材店3軒目でありました、やれやれ。それをカッターで工作し長さを少し短縮:そうしないと飛行機の荷物のサイズ制限に入らない。

中に入れるのはデッサン4枚だけだから重さは1キロになるかならないか。しかしちゃんとセカンドラゲージ になるから、ヨーロッパ系航空のエコノミークラスに乗る人には追加料金の対象になる。ちょっと割が合わないと思うから質問をしたところ、紆余曲折の末、フィンエア本社顧客担当の勘違いと親切さが幸いして無料になった! でも空港のカウンターに行くとコワイ仏人お姉さんに「払え!」と言われ、、、勿論断固拒否して切り抜けましたが、私がビニール紐で付けた簡易の把っ手に荷物ラベルをつけるので、「そこは外れるからだめだ」と注文を付けたところ、今度は横のカウンターのお兄さんも一緒になって「何故貼る前に言わない」と批難され、かつ落ちた把っ手を拾ってもくれない、、、
いつも言いますが「これこそフランスの潜在的大資源:彼らが少しでもサービス精神を持てばそれだけで経済はよくなる」

 ここで言い争いになってまた振り出しに戻っては大変なので頭を低く穏便にすませ、無事チューブも飛行機の客となった。それが中部国際空港でびっくり。普通こういう特殊な形のものは別に運ばれて出て来るのだが、遠くからベルトコンベアーで廻って来るのが見えて一瞬青ざめた。なんと端の金属キャップが抜けて中身丸見え状態になっている。内を覗くと少々の汚れはあったけどデッサンが滑り落ちることや水や油が入った形跡もなく、ほっと安堵。

普通の旅行鞄もガラスの額に入ったデッサンが一杯でこれも心配の種、かくかく海外での展示は楽でありません。

En fait j'ai trouvé la grande tube, qui contenait mes grands formats, sans couvercle, ouverte comme la photo. Je suis très heureux surtout parce que les dessins ne sont pas disparus et qu'ils n'ont pas eu les gros dégâts.




2 件のコメント:

  1. お帰りなさい~!何とか無事そうでメデタシ、メデタシ。日本は寒いといってもパリよりましでしょうし、サービス精神もマニュアルにあれば、心そこにあらずでもその通り提供されるでしょうし・・・というより、まずはお家の掃除から始めないといけないかもね。はるばるパリからの作品を拝見できること、楽しみにしてます。

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  2. 今日はパリより寒いです。雪が積もるのを見るのも今年初めてです

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