先週の月曜日、知合いコレクターが某アーティストを紹介するらしいのでサンシュルピス教会広場のにテントを立てたサロンにでかけた。ここには我がアトリエビルの隣人3名が参加していたのでまず彼らのスタンドに行き、ちょっと見に来ないかと一緒に我が知合いのスタンドに出かけたらびっくり、上の写真の用に私の「卵」が展示してあるのだ!
ベン*の「笑っちゃえ」というのが上にありセザール(ウィキ)のデッサンが横にありと豪華な取り巻きに嬉しさ半分、わだかまり半分。だってここは「売る」場所で、この卵は去年の秋に買って貰ったばかり。気に入って買って貰ったのならそう簡単に手放して欲しくないんだけど。。。最近はアーティストの権利が守られて、作品が転売されるとアーティストに一部利益が還元されるからなんて言ってくれる人がいたけど、そういう問題じゃないんだよな。
前回書いた肉屋さんからは、私の出したオファーに対して「この条件なら2枚買う」。それに対して私の答えは「ダメ」。ちょっと彼の関心の「意外性」に感動し、かつ黒豚に誘惑された結果のスペシャルオファーだったが、ダブルに使われてはかなわないのだ。
その後「美術への投資にも興味がわき出した」というので、「美術品は自分が傍らに置いて毎日見て楽しむ為に買って下さい。投資のつもりなら私の作品は値上がりする見込みないから止めた方がよい」と答えた。
あーあ、黒豚が遠のいた。仕方ないっすね。
そんなかんだで、ウダンで展示している作品、「あれは名作だから売れると困る」と心配になってきた。あそこで売れる筈ない(アートセンターみたいなところだから買うつもりで作品を見る人はほぼいない)と自信はあるが、この値段なら投資しておこうなんて考える人が出て来るとも限らない(私にはお金持ちの考えることは想像できない)ので。。。あと二週末。
そうそう、他のニュースとしてはキックスターターから本の企画に集まったお金の振込ありました!でもまだ国際書籍番号が届かない。日本の梅雨が怖いので持って帰るドローイング保護用にアマゾンで買ったシリカゲルは約1ケ月かかった。面白い国
* 注:ベンについてはすごく詳しいブログがありました。ご参考に。
私もポンピドー入りしているベンのブティックを初めて見たときは感動したけど70年代からスタイルも主張もずーっと同じだから(それがすごいと言えばすごいのだけど)飽きがきた。昔はベンの新聞が画廊によく置いてあって面白いから集めていたが、あの言葉の洪水はツイッターを先取りしていたと言えようか。インターネット時代になるとますます頻繁にニュースレターで配布されるようになり、「飽き」から「ウンザリ」になり最近は直ゴミ箱入り。いつものボルテージ高さには感心しますが、、、。
後記:昔ベンのことを書いたことがあるのを思い出した。5年前でした>こちら
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