アートだけではありません。35年以上も住んでしまったパリから、役立つ展覧会案内、アトリエの日常生活、旅日記、それにフランスの政治社会問題など、色々とりあげる、美術作家、坂田英三の正直な主観的ブログです。
C'est un blog d'Eizo SAKATA, un artiste-plasticien japonais de Paris. Les articles sont quelquefois écrits avec son français : cliquez "bilingue" sur la colonne de droite.
その前には1999年に岩名さんのワークショップの発表会でスタートしたばかりの Baisers Sans Frontières の「キス集め」をさせてもらい(彼はというと「踊り」の最中に予め壁に貼ったキスカードにそそっと這うように近づきそのまま見事指定の枠内に唇を突き出した)、2002年には南仏での展覧会のときに、思い通りに全然ならなかったインスタレーション「霧の温室」で踊りに来てもらった(植木屋さんの温室内に霧を立ち込ませ、その中に岩名さんが立ちすくんでいるという想定だったが、農園用スプリンクラーでは霧が作れないばかりが地面がベチェべちゃになるばかり。結局ドライアイスを使ったが霧の効果はさほどでなく、岩名さんは「ドライアイスがゴボゴボいう音が面白かった」と、、、。その後美術館等で霧や雲を作る作家が現れたが、高度な技術を駆使しているので私は「そうか〜」と感心するばかり(参考投稿)。まあアイデアは悪くなかった(笑)。
今年の年末は勿論アトリエでの大パーティーなどできない状況。パリに幽閉されっぱなしでガス抜きしないと爆発しそうと思っていた時にグループで山歩きをする I さんが「ピレネーに行くけど」という話をしてくれて、直ぐに乗った。でも実は半信半疑で、雪山用の靴とズボン、手袋を買ったが、1月末までは返品可というので値札等つけっぱなし。なんたって前々回に書いたように政府はロックダウン解禁に「新患者数が5000人未満になること」という条件をつけていて、一応クリスマスのために15日から「移動の自由」を認めたが、感染数が下がらない現実ではクリスマス後にまた新たな規制はありうると私は警戒していたのだ。かつグループ滞在なので参加メンバーは来る前にテストを受けることにもなっていて、まさかってなことも、、、。結局政府より私の方が現状認識厳しく、かつマクロン君みたいに大勢の人に会わない私はテスト結果も陰性、やっとこれで「値札」を切ってピレネーへ GO !(日本の方は知らないかもしれないがマクロンはクリスマス前に欧州首脳会議に出席して見事感染した)
「クリスマスパーティーは6人以下で」というへの政府勧告(これも前々回投稿)があったから少人数グループかと思っていたら2倍の12人。レストランはやっていないので宿泊する山のロッジで三食するしかないがどうなるのかなー? I さんは「大晦日はパーティーするよ」と言っているし??? となんかそんなことが可能なのかよくわからなかったのだが、、、ロッジの「コロナ対応」は、客と従業員がなるべく接触しないようにしていて、食事は調理して置いてあるのを宿泊客がグループごとに取りに行く。それを自分たちにあてがわれたサロンに持って行ってセルフサービスという形式(勿論収容人数を制限しているから十分なスペースはある)。結局食べる時に「距離を置く」かどうかはお客さんまかせ。つまり客グループは家族に準ずるという前提。我々はガイドさんも一緒に宿泊してもらって完全にグループ家族体制。昼食は各自が持参のタッパーウエアにロッジが作ってくれた料理をよそってお弁当という具合。つまり「テイクアウトは可能だけどレストランはダメ」と言う規制の間をぬう:これがマクロンがよく言う"réinventer"(再発明)かー、てな感じ。