2022年11月16日水曜日

日本滞在のレジュメ

お久しぶりです。パリに戻りました。浦島状態の日本*から、急にウクライナ、地球温暖化という世界的問題がシャワーのように降ってくるとショックではありますが、ほっとします。

さては東京での個展ですが、昨年のプロヴァンスの「ドラ・マールの家」での2ヶ月の滞在中に発展させたモチーフをベースにした作品を中心に展示して、ドラ・マールへの一種のオマージュでしたが、会場ではドラ・マールとは誰かの説明から始まって、ドラ・マールの住んでいた家がアーティストレジデンスとなったこと、そして私のそこでの滞在とメネルブ村の紹介を含め来場の皆さんにPCの写真も使って話しているうちに、展覧会かパーマネントなトークパーフォーマンスかわからないという「新境地」に達しました(笑)。

 

 

個展の招待状に使った作品を陶芸家の桐谷さんが買ってくださったのですが、「私の家にあるよりもっと多くの人に見てもらえた方が」ということで、桐谷さんの作品が展示されている舞鶴の Seis × Cine Grulla という映画・イベントホールに送(贈)られ、現在その入り口を飾っています。この作品はドラマールの家の空気を吸って塩の結晶が消えたという「因縁付き」のもので、かつ以上のような経過に小生ちょっと戸惑いもしていたのですが、Seisさんからまさしく「トークショー」を依頼され、「文化の日」にここではプロジェクターも使って、ドラ・マールとピカソドラ・マールの家、私の作品のことなど存分に話させてもらいました! 突然の企画なのに多くの人に集まってもらい、かついつもの私の観客と違って若い人がほとんどで、嬉しくなって話しすぎ、名古屋に帰れなくなって天橋立翌日観光プランと相成りました。

そのほかの時間は大体愛知の実家にいたのですが、コロナで3年間ほぼ誰もいなかった家が急に使い出されたからか水回りの問題が続発し、おらららら〜。近所から苦情のある雑草とも闘い、何をしているのやらという感じでした:まあ運動にはなりましたが。

 

* 注:日本に行くと私は浦島太郎になってしまいますが、その一方で日本自体が世界の中で浦島太郎になっているのではないかと思われます

 

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