2016年6月29日水曜日

ビゴールの黒豚ハム

日曜日の朝市で列の前の男性が生ハムを4切れ買ったのだが、新米の若いお兄さん、気前よくもう2切れ切って列をなす数人にふるまった。これが美味しかった!!! なのでさっそく私も二切れ買うことにしたのだが勘定の段になって総計が思ったよりずっと高い。どうしたのかなー(フランスでは前の人の買った物が計算されていたりという間違えもたまにある)と伝票を見たら生ハムは100g 二千円ぐらいする代物だった。

このハム Noir de Bigorre(ノワール・ドゥ・ビゴール)といって、名の示す通りピレネー山地「黒豚」から作られる。この黒豚はローマ時代から知られていたらしいが、デブで生育が遅く、大量生産に向かないため1981年には同地方にメス34頭、雄2頭を数えるに過ぎなくなっていたのを飼育者、食肉職人が共同して復活させたそうな(参考サイト)

ともかくとても柔らかで風味があり、スペインの田舎の生ハムもおいしかったけれど、ひょっとしたら私の人生で一番と思えるほど。だから全く後悔しませんが、こういう味を染めるとやっぱりブルジョワはやめられないでしょうね〜。

私の後のおばさんも買ったし、あの新米のお兄さん、意外に無茶苦茶商売上手だったのか??? その割にビゴールが何処にあるかも知らなかったのだけれど、、、(答えは後ろのおばさんに教わった)

追記:グルメの国日本で知られてないはずがないと思ったらビゴール+ハムで一杯検索されました。良く知りたい方は例えば詳しい説明のあるこのページをご参考に。
 

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