2018年4月8日日曜日

無事に戻りました

「無事に戻りました」って日本語ではよく使うが、今回はほんとうに無事に着いてほっとした。。。

昨今物忘れが激しい私としても、あまりと言えばあまり。中部国際空港へ行く電車の網棚にナップサックを置き忘れた。
中に何が入っているかというと、パリの札入れ(当然クレジットカードも入っている)、パリのアトリエ(アパート)の鍵、それにパソコン、iPad、iPhone、加えて日本のガラ系携帯も。空港ロビーに着くまで全然気が付かなかった。大荷物とドローイングの入った円筒チューブをロビーに置き去りにして名古屋鉄道の駅に急いで戻ったが、特急はすでに折り返した後。車掌さんに電話してすぐにわかるのかと思いきや、15分後の次の停車駅までは打つ術なしで、、、。
手元にあるは日本円、パスポート。
パリにも飛べし実家にUターンも可能。「家に入れんなー」「誰にも連絡できんなー」とすごく心配したが、流石ニッポン! ありました〜。冷や汗モノだったが、ナップサックが戻って来る半時間の間に搭乗手続きをさすませ、無事に飛行機に乗った。

 「日本でよかった! これがフランスだったら、、、」と一瞬思うがそう簡単な比較は意味がない。というのもパリの空港列車で棚に荷物を載せる訳がないのでこういうミスはありえないから。

と思っていたのだがシャルルドゴール空港から乗った新しい車輛、荷物棚がなくなっていた(記憶が危なかしいが昔はあったはず)。誰も使わないから極めて合理的な思考(笑)

パリの中心のシャトレで東西方向の高速A線に乗り換えようとしたら土曜なのに異常な数の人がプラットホームに。ここで鉄道が8日と9日ストであることを知る(まだ7日なのだがストの走り) 普通は空港からパリに来る南北のB線の方がストの影響が大きいし、一旦パリまで出さえすれば何とでもなるので、かなりラッキーな気分。今回は個展の為に荷物が多いのでなおさら。

この改札を土曜の朝、計5度も通った。。。
通告にgrève nationale(ナショナル・ストライキ)なんて大げさな言葉が使われていたが(常套的に使っていたかな〜?またこれも記憶の彼方)、ナショナルはまさか「国民の」とか「国家的」という意味ではないだろうし、「全国スト」というならそれは当たり前だし(地域ストなんてごく稀だから)、こういう単語って難しいなーとあらためて思いつつ家路を急ぐ。

着いたパリの晩は春らしい陽気だったが、私のアトリエは冬の冷気をしっかり保存していて室温15度でぞっとしつつ、ブルブル。

追記:今回はちゃんとデッサンの入ったチューブも乗継ぎに遅れることなく、破損することもなく無事に到着していました。(行きは乗り遅れ一日後に空港に到着し、その翌日に展示準備中のLギャラリーまで直接配送してもらった。それに昔の経験から今回はキャップが飛ばないようにエッジをしっかりテープで補強したのが功を奏した模様)

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