2022年4月14日木曜日

なんか楽しかったバーニ・サン・フィリポ (Bagni San Filippo)

さて昨日の続き。温泉が目標だったこの旅、お湯も出ていないバーニョ・ヴィニョーニにあっさり見切りをつけ、バーニ・サン・フィリポ (Bagni San Filippo) に行くしかなくなったが、、、

去年ベリル島で電動自転車を貸してもらって、こんな便利なものはないと思っていたのだが、島と大陸は大違い、なだらかなトスカーナといえどバスに乗っていても起伏の差がずっと大きくて私の今の体力では叶わんことは明らか。

結局バーニョ・ヴィニョーニではあの石囲いのプールを見ながらカフェしただけで、大体の目安で山道を辿って宿泊先のサン・クイリコ・ドルシア (San Quirico d'Orcia) へ徒歩約1時間。(もし行くならサン・クイリコで泊まる方がいい:旧市街の他に新市街もあって宿泊、食事のバラエティがある。バス路線も種類多)

ゆっくりランチして3時過ぎのバスに乗ってバーニ・サン・フィリポに。バス停でぼけっとしていたら急に全く路線バスらしからぬシルバーのミニバスが止まってびっくり。乗客の少ない路線はこんなもので十分と、イタリアしっかりしています。(フランスの地方は、鉄道は駅を減らし、バスは通学用に朝晩に1本づつとか、「コヴィッドで乗客減ったからローカル線の頻度を減らす」なんていう仏国鉄の方針がまかり通るぐらいで、公共機関なくした過疎化路線を邁進していおり、車がないとどうしようもない。これが「黄色いベスト」運動(18年の関連投稿)の原因にもなった。だからフランスでは田舎のバスの旅なんてほぼ不可能。その点イタリア、スペインは私の経験では、乗客が私のような迷える旅行者、老婦人、移民系労働者、総数多くて4、5人しか乗ってなくても一応日に数本はある)

Bagni San Filippo
2段目の風呂
バーニ・サン・フィリポは楽しめました!!! 岩を掘った風呂場が棚状に5段に繋がって(だからbagnoが複数形のbagniなのか?)、谷側から入ったので先ず一番下の池に入ったら、水温は低くおそらく30度もないかな?グッピーみたいな小魚が泳ぎ、小さなカエルまで泳ぎながら鳴いていて、水の底にはちょっとドロドロした土がたまり、熱帯の池のような雰囲気を醸し出していた。棚を登るにつれて池(風呂)の温度は上昇、一番上の小さな池は私には適温、42度はあっただろう。こちらの人には少し熱すぎ? 英語圏のツーリストも多く(確か私もtripadvisorで発見したのだった)家族向きプールのような雰囲気がある一方、風景眺めてお湯にのんびり浸かるれっきたる露天風呂でもある。まだ外気温が低いこともあってかイタリア人の若者諸君は日本人のように随分長湯している様子だった。

Bagni San Filippo
最上段の小さな風呂の奥:唐三彩のような岩の上からお湯がポツポツと滴れてきていた

Bagni San Filippo
第3、4、5段の棚風呂

お湯が流れて風呂から風呂へとの岩の上が歩きにくいので、地元の人は岩場のビーチ用のスポーツサンダルを履いていた。さすがー。でも履いたままお湯に入ってしまうのがおかしい(まあ水着も来てるけど)。水底にも泥が溜まっているしな。

Bagni San Filippo
これも日本の温泉では見られない風景ですなー(笑)
お湯に大満足して、かつ2時間後の帰りのバスの時間(終バス)もあるのでこれまでにしたのだが、もう少し奥には「白い象」とよばれる、昨日のバーニョ・ヴィニョーニの写真のようなお湯の流れる白い岩崖のような場所があるそうで、今から思うとそちらが本殿で私は山門止まりしてしまったのかも、、、行くべきだったかな〜?

サン・クイリコでもらったパンフにはユネスコマークがあり、風光明美、名産ワイン、チーズのあるこの辺はオルシア渓谷 Val D'Orcia としてここもまた世界遺産になっていた。旅行客の少ないコヴィッド余波期に来ておいてよかった〜

ところで今回、バス(乗る方のバスです)がコヴィッドのために運転手との接触不可:単純に1段目のシートあたりで紐が張ってある(笑)。つまり乗車下車後部から。だからいつものように運転手から乗車券が買えない。どうもQRコード写してバス用アプリ入れて、、、という仕組みらしいが、風の向くままの私、そんな面倒なことやってられるか! 運転手に「チケット持ってない」と宣言しても降ろされることはなかったので、結局すべてキセル乗車。バス停で待っているのはいつも私1人だったから、妙なところから乗って妙なところで降りるユネスコ遺産無賃乗車長髪アジア人としてバスドライバーのカフェあたりでは話題になっているかも😄 公共機関維持大賛成派だから払いたいのだけどな〜

 

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