先々日書いたように私の今回の旅行の目的地は、タルコフスキーの映画の撮影地のバーニョ・ヴィニョーニだったが、もう一つの要件はフィレンツェのウフィチィ美術館、特にボッティチェリの「春」。私は大学時代に初めてイタリアに旅行して以来、あまりの観光客の多さにおじけて入ったことがなかったのだが、「春」は19世期に使われたニスのため全体が茶色くなっていたのを(つまり私はかつてそれを見ていたはずだがたいして覚えがない、泰西名画ってのは茶色いものだと思い込んでいたし)、80年代に修復されて鮮やかな色を取り戻したことを写真で見知っていたのだが、、、今はルーブルもがら空きだから、ウフィチィだって。「このコヴィッドのもたらした千載一遇のチャンス(?)を生かさなくてボッティチェリが泣く」とパリの昨年秋ジャックマール・アンドレ美術館のボッティチェリ展を見たときに思った。この展覧会のことは10月5日の投稿に2行書いただけだったが、結構混んでて、かつ同行人(ハンディキャップのあるご婦人でそのおかげでタダで入れてもらえる)に「このヴェールが、、」なんて絵の前で指差したら大声で監視に注意され、「注意人物」とみなされて以降本当に感じ悪かったのだ。ウフィッチ美術館、私の着いた6日の昼は「春」の前にも「ヴィーナスの誕生」の前にも、ガイド付きグループ、修学旅行(?)の若者をいなせばこの写真の通り。来てよかった! (アドバイス:団体はランチを普通の時間に取るのでそれが狙いどきのような気がするが、私の言ったのは予約もなしですぐ入れた特別な状況下だから参考になるかどうか)
ウフィチィのこと夕食を食べつつ以下のメモを携帯にしたが、これは掘り下げず自らの備忘録としてコピー(だから読まなくて良いです):
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