2022年9月9日金曜日

クールでシュールな恭子さんの絵画

あれれ、いるはずの動物がいない。フレームから出てしまった。つまりひょこっといるのです
恭子 (Kyoko Dufaux) さんに初めて会ったのはいつだったかな〜? その後名古屋でちょうど個展をされていたので顔を出したが、その時は単なるイラストという印象しか受けなかった。その彼女が最近急成長、風景の中に動物(達)がぽつりといる何とも不思議な「クールでシュールな世界」* を描き出すようになった。エドワード・ホッパー調の孤独とメランコリーあり、アンリ・ルソーの素朴派ぽいエキゾチックさあり(ルソーは南国に行ったことはなかったが、彼女はナイジェリアだったかな?アフリカ生活の経験がある)、そして動物が猿鳥犬の桃太郎トリオだったり、宙を浮いたり、そりに乗ったり、一体動物たちは何を目指しているのだろう? 昔のメルヘン調を残しつつとても暗示的な世界を作っている。こういうのってありそうでなかったような気がする。

最近あまり余裕がないのでこれにて終わり、写真もインスタにて割愛しますが、パリのみなさん、見に行って考えてみてください。18日まで

Galerie Treize-dix : 13 rue Taylor

 

 

注:女性シュールレアリストの世界は葛藤および魔術的な世界が多いですからね〜(参考投稿

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